ぐるっと流山 本市初の名誉市民・(故)後藤純男氏の「雪後大和」を市に寄贈

ページ番号33187 更新日 平成29年3月2日

日本画家の巨匠による名作を市の芸術文化振興のために

寄附受入書を市長から受け取る恂子さんたち

 平成29年2月25日(土曜日)、本市初の名誉市民・(故)後藤純男氏の作品「雪後大和」の寄贈式が博物館で行われました。寄贈式には、奥様の後藤恂子さん、ご息女の洋子さん、ご子息の紳也さん、後藤純男美術館館長・行定俊文さんが出席され、井崎市長から寄附受入書が渡されました。今回寄贈された雪後大和は、2月21日(火曜日)まで生涯学習センター(流山エルズ)で開催された「後藤純男回顧展」にも展示され、現在は博物館に展示しています。


雪後大和の前での記念撮影

 雪後大和について行定館長は、「後藤純男の作品は、特定の場所を描くことが非常に珍しいのですが、雪後大和は奈良にある當麻寺(たいまでら)や斑鳩(いかるが)三塔(さんとう)の一つである法起寺(ほっきじ)をモデルに描いています。完成までに最低でも1年、長いものでは6~7年ほどかけて描いている作品もありますので、この作品もひと冬の景色ではないのかもしれません。長い時間をかけて奈良の魅力を詰めたこの作品を、流山市民の皆さんをはじめ、多くの方々に末永く愛されることを願っております」と語ってくださいました。


生涯学習センターで開催された回顧展での展示の様子
生涯学習センター(流山エルズ)での回顧展の様子

 今回の寄贈を発案いただいた恂子さんからは、「昨年9月に流山市初の名誉市民に選ばれたとの話をいただいたときは、主人も大変喜んでおりました。流山市の50周年記念として回顧展を開催いただき、多くの方々に主人の描いた絵をご覧いただけたことをとてもうれしく思います。今後ともどうぞよろしくお願いします」と笑顔で話してくれました。井崎市長からは、「本市の文化芸術の振興に大きく貢献され、また、国内外でも幅広く活躍された後藤先生へ名誉市民を推戴しました。今回寄贈いただきました雪後大和についても、本市の文化振興のため、最大限活用させていただきます」と謝意を述べました。
 雪後大和は、2年後に開館予定のおおたかの森北口駅前の公共施設開設に合わせて多目的ホールへ展示場所を移動される予定です。


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