ぐるっと流山 青少年をとりまくネットトラブルについて講演

ページ番号33042 更新日 平成29年2月14日

青少年の健全育成に関わる大人60人が正しい現状について学ぶ

講義をする星野さんの写真

 平成29年2月11日(土曜日)、生涯学習センター(流山エルズ)で流山市青少年育成会議主催の研修会「青少年をとりまくネットトラブルの現状と対策~まずは大人が正しい現状認識を~」が行われ、60人の参加者で会場がいっぱいになりました。今回、講師に招いたのは、千葉県警察本部サイバー犯罪対策課情報セキュリティアドバイザー・星野和彦さんです。星野さんはサイバー犯罪対策の抑止部門に通算約10年間勤められ、児童・生徒や教職員、保護者などを対象とした講演会をこれまで1,000回以上行われています。その豊富なキャリアと知識から、青少年がスマートフォンなどを使って遭遇するSNSやゲームのトラブルについて事例を交え、現状と対策について講演いただきました。


講義を聞く参加者の写真

 講演では、携帯電話とスマートフォンの違い、SNSとは、またその種類、ネットゲームの課金システムの仕組みなどの基本的な話からSNSでのやりとりによる仲間はずれ・いじめ問題に発展するメカニズム、出会い系サイトへの誘導の流れ、個人情報漏洩の問題など、豊富な事例をもとに分かりやすく、また時折身近な話題やユーモアを交え、語っていただきました。今回の講演では小・中・高校生の親のみならず、青少年補導員や保護司、民生委員・児童委員、少年野球や少年サッカーなどあらゆる立場で青少年と関わる地域の大人の方が参加されていました。


会場全体の様子の写真

 年齢や子どもたちへの関わり方がさまざまな方が参加された中で、「日頃スマートフォンを使用していないため、現状の問題についてよく分かりました。子どもたちに向けて使い方や与え方についてしっかり教育していく必要性を感じました」「ID交換掲示板について全く知らなかったので驚きました」などのご感想をいただきました。星野さんは、スマートフォンを安全に使う上でのポイントとして「書き込みは世界中の人が見ている」「どんな書き込みでも通信会社に記録は残っている」「一度書き込んだ内容や写真は二度と消せない」の3点をしっかりと認識し、子どもたちに使ってもらうよう伝えてほしいと話してくださいました。


流山市青少年育成会議の樫村あい子会長の写真

 講演終了後の質疑応答では、参加者から「SNS上でトラブルを起こす子どもと学力の因果関係はありますか」「携帯電話などの通信機器は今後どこまで進化するのか」などの質問が出ました。最後に流山市青少年育成会議の樫村あい子会長より参加者へ「めまぐるしく進歩する世の中で、便利と危険は紙一重です。そのような環境において、大人がどうやって子どもたちを守っていくのかが課題です。私たち流山市青少年育成会議も青少年の健全育成のため微力ながら力になれればと思います」とあいさつされました。研修会が終了し、会場を出られる参加者の中には、一緒に来た方と本日の講演の内容についてご意見・ご感想を交わされる姿も見受けられました。今回の内容をぜひ、ご家庭や自身の所属するコミュニティにも持ち帰っていただき、青少年を健全に育成する地域の輪を広げていただければと思います。


熱心に話を聞く参加者の写真

 今回の研修会を主催した流山市青少年育成会議は、青少年問題に対し、広く住民の総意を結集し、次代を担う青少年の健全な育成を図ることを目的として、昭和53年に発足した団体です。主な事業として、青少年の健全育成に顕著な功績のあった個人・団体および青少年を健全に育てる標語・ポスターの優秀作品等を表彰する青少年健全育成推進大会をはじめ、市内小・中学校に出向いての青少年健全育成の啓発活動や、毎年1月に行われ好評をいただいている親子たこあげ大会など、さまざまなイベントを実施しています。
 お問い合わせは生涯学習課(電話04-7150-6106)へ。
 


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