ぐるっと流山 キッズサイエンスデー&星空観察会

ページ番号33027 更新日 平成29年2月10日

天体望遠鏡作成の説明書を読む親子の写真

 平成29年2月4日(土曜日)、文化会館でキッズサイエンスデー&星空観察会が行われました。新潟県三条市の団体である星空ファクトリーと文化会館との協働で開催。「天体望遠鏡を作ろう」「簡易ライトを作ろう」「星座万華鏡を作ろう」「夜光人工イクラを作ろう」「傘袋ロケットを作ろう」と、さまざまな科学の体験が公民館全室を会場に行われ、延べ380人の親子が参加しました。また、19時からは星空観察会が行われ、約150人の家族が参加しました。


万華鏡を通して外の光を見る参加者の写真

 光は見えない。だけど、色のついた水に光を当てると、ブルーからオレンジに見える。この原理を利用して万華鏡を作ろうと、紙コップ3個と黒の紙などを使い、自分の星座の万華鏡作りに挑戦しました。出来上がった万華鏡で蛍光灯を見てみると自分の星座が見え、外の太陽の光をみると七色の光の帯が一面に現れ、「きれい!」と歓声があがっていました。部屋の片隅には願いを叶える宇宙ポストがあり、「お金持ちになりますように」「宇宙に行きたい」と願い事を書いて入れている子どもたちもいました。


簡易ライトを作る子どもの写真

 簡易ライトを作る会場では、白色LEDと1.5Vの単4電池を2個使い、LEDライト作りに挑戦です。少し細かい作業もあり、親子で熱心に取り組んでいる姿もみられました。白色に赤いキャップをつけると、赤い柔らかい色のライトに変身! 可愛らしいライトをもった子どもたちは嬉しそうでした。「LEDを買えば家でも作れるね」と話している親子もいました。


スポイトを使って夜光人工イクラを作る子どもの写真

 夜光人工イクラは、乳酸カルシウムにアルギン酸ナトリウムを入れると、ナトリウムがカルシウムに入れ替わり、アルギン酸カルシウムは水に溶けないゲルになることから、家に持って帰ったら水に入れて保管しておくと夜にはきれいに光ります、という話を聞いた参加者は、「楽しみだね」と話していました。小学低学年では、学校でまだスポイトを使っていないからか、なかなかうまくスポイトが使えず、大きなゲルにならない子もいましたが、自分の力で作った作品に、満足げな表情を浮かべていました。


傘袋ロケットを飛ばす子どもたちの写真

 傘袋ロケットを作って飛ばす会場では、袋を膨らまし、翼を切り貼り、紙コップの頭をつけて出来上がり。翼の向きで飛び方が変わるなど変化を楽しんでいるようでした。みんなで一斉に飛ばすと、遠くにうまく飛ぶ子もいれば、短い距離しか飛ばない子もいて、なぜだろうと考えてしまう一場面もありました。飛ばすことが面白くて、何回もチャレンジしている子もいて、終始にぎやかでした。


作成した天体望遠鏡をのぞく子どもたちの写真

 唯一、事前申し込みが必要だった「天体望遠鏡を作ろう」では、あらかじめ申し込んだ親子が参加、15倍の倍率の天体望遠鏡作りに挑戦しました。中には35倍の望遠鏡を作る親子もいました。講師の説明を聞きながら、親子で真剣に望遠鏡作りに挑戦し、完成すると外の景色を確かめてうれしそうです。天体望遠鏡は逆さまに見えるそうで、「今夜の星空観察でものぞいてみてください。上弦の月が下弦の月に見えますよ」と講師から説明を受けていました。


夜空を観察する参加者の写真

 夜の部では、星空観察会が行われました。文化会館の駐車場に観察スペースを作って、大小さまざまな6台の天体望遠鏡が並べられました。雲一つない星空が広がって参加者が天体望遠鏡をのぞいていました。参加者の中には、昼の部で作成した天体望遠鏡を三脚に固定して月の観察をしている親子もいました。当日2月4日は上弦の月で、月の観察にとても適した夜でした。月のクレーター、金星、スバル、シリウスなどさまざまな星や惑星を観察していました。その後に講師が星座の解説を行い、「住宅街での星空は周りが明るくて1等星しか見えないので星座を探すのには都合がいいです。「オリオン座」のベテルギウスを中心にして、「おおいぬ座」のシリウス、「こいぬ座」のプロキオン、「ふたご座」のカストルとポルックス、「ぎょしゃ座」のカペラ、「おうし座」のアルデバラン、「オリオン座」のリゲルがつくる6つの角をつないでできる六角を冬の大六角といいます」とレーザーポインターで空を指しながらの解説に参加者が聞き入っていました。講師はアドバイスとして「冬の星空を観察するのは20時くらいの明るさで十分です。まずは、双眼鏡などで星座に興味を持って、その後に目的に合った天体望遠鏡を選ぶとよいです」と、まず星空に興味を持っていただくことが重要と語りました。


3D立体宇宙シアターの写真

 ホワイエでは、3D立体宇宙シアターの観覧とロケットの実験を行いました。3D立体宇宙シアターでは、特殊なメガネを着用してスクリーンに向かうと、スクリーンに映し出された星空が立体になりました。夜空の星を眺めている状態から、自分自身が空に向かって飛び立ち、地球からどんどん離れて「宇宙の果て」と言われる場所までたどり着き、また地球まで帰還するまでの宇宙旅行を楽しみました。星空ファクトリーの方の解説付きの宇宙旅行は、来場者にとって貴重な体験となりました。
 ロケットの実験は、来場者の目の前で行いました。ロケットの推進力は水素と酸素を混合させて燃焼します。実験ではペットボトルほどの大きさのロケットに水素と酸素を注入し、電極をスパークさせ発火させました。
昼間のサイエンス体験と、夜の星空観察まで参加した親子は「一日楽しかった」と話してくれました。
 


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