ぐるっと流山 おびしゃ行事の課外授業

ページ番号32938 更新日 平成29年1月27日

小学3年生が地域の伝統行事を楽しく学ぶ

鰭ケ崎おびしゃ保存会の方による授業の写真

 平成29年1月20日(金曜日)、15時から始まる「鰭ケ崎おびしゃ行事」の神事を前に、鰭ケ崎小学校で子どもたちに地域の伝統行事であるおびしゃ行事を伝える課外授業が行われました。おびしゃ行事で実際に着用される七福神の衣装を身にまとった7人の神様が登場し、子どもたちは神様にさまざまな質問をしたり、赤城保存会によるお囃子と獅子舞を目の前で見たりし、楽しみながら地域の行事について学びました。参加したのは鰭ケ崎小の3年生89人。この授業は平成22年から、おびしゃ行事の当日に行われています。


自己紹介をする七福神の写真

 鰭ケ崎おびしゃ保存会(鈴木正彦会長)による授業では、おびしゃ行事の解説のあと、お寺と神社の違いやその数について、クイズ形式で学びました。
 七福神が自己紹介をし、それぞれの神様がどのようなご利益を司るのか子どもたちに伝え、続いて七福神を引き継ぐ「受け当」が自己紹介をして抱負を述べました。
 


獅子舞を取り囲む児童の写真

 続いて、市内でお囃子などを披露している赤城保存会(木村昇治会長)から「五穀豊穣などを祈って神様にささげるのが神楽で、今日は神様の使いの獅子舞を踊ります。獅子舞にかまれると1年間健康でいられ、また、かまれたところがよくなります。足が速くなりたい人は足を、テストでいい点数を取りたい人は頭をかんでもらいましょう」と説明があり、祭囃子と獅子舞が披露されました。体育館に鳴り響くお囃子と太鼓と鉦(かね)の音に静かに聞き入っていた子どもたちは、獅子舞が始まると一転、「噛んで!」と頭や手足を差し出して獅子舞を取り囲みました。


七福神に質問する児童の写真

 子どもたちからの質問コーナーでは、「なぜ神様は七人なの?」「一番古い神様は?」など、行事に関する質問がたくさん出ました。「なぜおびしゃ行事は1月20日に行うの?」という質問には、「暦上、1年で最も寒さが厳しくなるという大寒の日にあたる1月20日に行事を行っています」と回答があり、子どもたちからは「そうなんだ」「知らなかった」という声が上がっていました。


赤城保存会による演奏の写真

 最後に、おびしゃ行事を行う雷神社から各クラス7本限定で破魔矢のプレゼントがあり、じゃんけん大会を開催しました。じゃんけんに勝ってうれしがる声、負けて残念がる声が体育館ににぎやかに響きました。
 じゃんけんに勝ち破魔矢をもらった笹森愛生さんは、「行事のことを詳しく知ることができて楽しかったです。獅子舞には手をかんでもらったので、絵がうまくなるといいな」と話してくれました。
 


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