ぐるっと流山 消防救急救助合同活動訓練

ページ番号32716 更新日 平成29年1月6日

患者役の人を搬送する様子の写真

 平成28年12月11日(日曜日)から16日(金曜日)の6日間、旧東葛病院で、多種多様な災害の発生に備えた消防救急救助合同活動訓練を実施しました。
 12月11日(日曜日)から14日(火曜日)の4日間では、消防隊、特別救助隊の活動を主とし、中高層建物火災を想定した火災防御訓練および検索救助訓練を行い、実災害での対応力の向上を図りました。
 


スモークマシーンを使用した訓練の写真

 訓練では、スモークマシーンを使用し、煙で視界を制限された状態での、要救助者検索訓練を行いました。実災害を想定し訓練を行うことで、改善点はもちろん、日頃の厳しい訓練の重要性も改めて感じることができました。これからの消防救助活動業務でも、「訓練は実戦のように、実戦は訓練のように」をモットーに日々精進して訓練に励んでいきます。


トリアージの写真

 12月15日(木曜日)から16日(金曜日)の2日間では、救急隊の活動を主とした、多数負傷者発生事案想定訓練を実施しました。多数負傷者発生事案想定訓練とは、大規模な災害に伴い、多くの負傷者が同時に発生したことを想定し、実災害で負傷者の救出、トリアージ、救急搬送などを円滑に進めるために重要な訓練です。


搬送訓練を行う隊員の写真

 通常の救急救助活動とは異なり、限られた資器材、人員を効果的に活用し、「防ぎ得た災害死」の発生を防がなければなりません。そのためには、救急隊が負傷者の重症度・緊急度を考慮し、医療機関へ搬送する優先順位を適切に判断することが重要となってきます。


数人でストレッチャーから車へ負傷者役の人を運び込む様子の写真

 訓練当日は、旧東葛病院1・2階を使用し、実際に負傷者役を病院内に16人配置し、訓練を開始しました。消防隊、特別救助隊、救急隊それぞれが得た情報の中で、その得た情報をどう生かすか、消防職員一人ひとりが考えるとても良い機会にもなりました。さらに、東葛病院の医師にも、訓練を見ていただき、病院関係者視点の講評もいただき、災害時での活動方針の参考にもなりました。


トリアージで色のついたビニールシートに振り分けられる負傷者役の写真

 昨年流山市では、定住人口が18万人に達し、さらに新設の大規模商業施設の増加により、これからの交流人口の拡大も予測されます。それに伴い、消防力を上回る多数の傷病者が同時に発生する災害が起こりうることも考えられます。今回の旧東葛病院を使用させていただき訓練を行うことで、流山市の全消防職員が実災害に対する活動方針指標の確立、そしてなにより様々な災害現場に対応するための自信につながったことは確かです。
 また、今回の訓練を実施するにあたり、東葛病院の関係者の方々に多大なるご協力をいただきましたことを感謝申し上げます。


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