ぐるっと流山 森の図書館企画展 読書の喜びは誰のもの? みんなで考えよう障害者と図書館

ページ番号32518 更新日 平成28年12月12日

展示資料の写真

 平成28年12月25日(日曜日)まで、森の図書館では企画展「読書の喜びは誰のもの?みんなで考えよう障害者と図書館」(流山市社会福祉協議会後援)を開催中です。12月3日の「障害者の日」、12月3日から9日までの「障害者週間」にちなんで行われているこの特別展示は、平成28年4月1日より施行された「障害を理由とする差別の解消に関する法律」(障害者差別解消法)をもとに、障害の有無に関係なくすべての方に図書館を利用していただこうと企画されたものです。


弱視の方向けの拡大読書器の写真
弱視の方向けの拡大読書器

 開催のきっかけは、平成28年11月12日(土曜日)に文化会館で開催された「バリアフリー演劇鑑賞会」。図書館でもバリアフリーに関する展示を行おうと、図書館のスタッフで話し合われ、企画展を開催する運びとなりました。図書館には、障害者向けの資料が数多くそろっています。そうした資料を広く障害者の方々に広めていきたいという思い、さらに、障害をおもちでない方にも、障害のことを理解していただきたいという願いから、市内の図書館で利用可能なものを紹介することになりました。


大活字本の蔵書の写真
たくさんの大活字本があります

 大活字本や、こども図書館に所蔵のある「ぐりとぐら」(福音館書店)などの点字絵本、また、市内図書館に今後受け入れられる予定となっている布絵本(公益社団法人ふきのとう文庫制作)の紹介のほか、森の図書館で今年導入された、読書補助具「リーディングトラッカー」やコミュニケーションボードなどの実物を用意。コミュニケーションボードとは、言葉で表現することのできない人や外国人に、ボード内の絵や文字を指で示して意思表示を行ってもらうために使用されるもので、札幌市中央図書館の協力をいただき森の図書館でも導入したとのことです。


文章読み上げ機械「よむべえ」の写真
文章読み上げ機械「よむべえ」

 このほかにも写真パネルでは、視覚障害者向けの資料を提供する「サピエ図書館」の登録図書館であることや、「よむべえ」といった印刷文書を読み上げる機能を持った機械などの紹介が行われています。企画展の開催により、森の図書館では障害者サービスに関する問い合わせの数が多くなりました。展示コーナーでは、布絵本を手に取る親子連れや、リーディングトラッカーを実際に触っていく方などの様子が見られました。


利用可能なサービスの紹介の写真

 図書館は、見た目にはわからない障害を持った方や、耳が遠く大きな声で話す高齢者なども利用します。「図書館サービスを全ての利用者へ」という思いが込められたこの企画展。森の図書館内で12月25日(日曜日)までの9時30分から19時の間(月曜休館。日曜、祝日は17時まで)開催しています。お問い合わせは森の図書館(電話04-7152-3200)へ。


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