ぐるっと流山 一茶双樹俳句交流大会の表彰式

ページ番号32320 更新日 平成28年11月24日

表彰式の看板の写真

 平成28年11月20日(日曜日)、小春日和の澄んだ秋空のもと、庭園の紅葉が最高の見頃となった一茶双樹記念館で、「第7回一茶双樹俳句交流大会」表彰式が開催され、入賞者の方々とそのご家族、ご関係の方など、200人近くの方が参加されました。
 7回目となる今年の「一茶双樹俳句交流大会」は、総数7353句もの応募があり、これら応募作品の中から、最優秀賞・優秀賞・入選の各賞について、「児童・生徒(小中高)の部」は流山俳句協会により、「一般の部」は、俳人協会評議員で東洋大学名誉教授の坂本宮尾さんを選者に、それぞれ選定いただきました。また、全応募作品の中から、流山俳句協会による予備選考を経た694句を、9月27日~10月10日に開催した「一茶双樹まつり」で記念館に展示し、来館者の皆さんによる投票を行い、その結果をもとに、一茶双樹記念館選による特別賞「一茶双樹賞」を各部から1点ずつ選定しました。
 


双樹亭に集まった参加者の写真

 11月20日の表彰式では、各部の入賞作品、計84句が発表されました。また、例年同様、今回も、株式会社ファンケル美健、「天晴本みりん」販売元であるMCフードスペシャリティーズ株式会社をはじめ、多くの関係団体・企業などから協賛と、多彩な副賞賞品の提供をいただきました。
 各部の最優秀賞は、小学生の部では、鰭ケ崎小学校6年・菅野結さんの作品「カレンダー一枚全部夏休み」、中学生の部では、おおたかの森中学校3年・荒木耕太郎さんの作品「風薫る筑波の裾の田舎道」、高校生の部では、県立特別支援学校流山高等学園3年・田村絵里菜さんの作品「初夏の風駆け抜けていく徒競走」がそれぞれ受賞、賞状と協賛者からの副賞賞品が贈呈されました。
 


小学生の部の表彰の写真

 小・中学生には、地元の老舗・京料理かねきから一茶弁当お食事券、高校生には、同じく地元の老舗・日本料理柳家からお食事券が贈られました。京料理かねきからは、現代の子どもたちにこそ、日本伝統の味、本物を体験して欲しいという「食育」の考えから、毎回子どもたちのために提供をいただいています。
 小学生の部では、東小6年・石塚陽翔さん、小山小4年・吉田ゆうなさん、東深井小3年・八方優奈さん、学校法人江戸川学園取手小2年・三村俊和さんが優秀賞を受賞、柏市立高柳西小3年・菅原玲茉さんら15人が入選、特別賞「一茶双樹賞」には、小山小4年・山本弘美さんの「しおひがり貝を取らずに水遊び」が選ばれました。
 


高校生の部の表彰の写真

 中学生の部では、西初石中1年・鈴木萌日さん、同3年・広瀬慧人さん、北部中3年・成田実紗さん、八木中3年・山中翔馬さんが優秀賞を受賞、柏市立手賀中2年・齋藤優太さんら16人が入選、特別賞には八木中1年・酒井愛珠さんの「夏休み誰にも会えない誕生日」が選ばれました。
 高校生の部では、県立特別支援学校流山高等学園2年・青柳真理子さん、二松學舎大学付属柏高校3年・上條凜さん、渋谷教育学園幕張高校3年・阿部圭吾さんが優秀賞を受賞、野田鎌田学園あずさ第一高校1年・獅山京樹さんら10人が入選、特別賞には、県立特別支援学校流山高等学園1年・内藤勇太さんの「卒業式恩師の涙もらい泣き」が選ばれました。
 


一般の部の表彰の写真

 一般の部では、流山市の伊藤航さんの作品「吊り上げし大注連縄や秋の蝶」が最優秀賞を受賞され、伊藤さんへの副賞として、日本料理柳家からお食事券が贈られました。
 さらに、流山市の寺澤眞さん、埼玉県越谷市の道坂春雄さん、埼玉県春日部市の高橋邦夫さん、流山市の丸山實子さんが優秀賞を受賞、群馬県佐波郡玉村町の濱名博光さんら20人が入選、特別賞「一茶双樹賞」には、香取市の清水和子さんの「教え子の母となりたる年賀状」が選ばれました。
 


講評をする坂本さんの写真

 入賞作品の発表後、秋元本家の第十二代当主・秋元智城さん、協賛企業・団体を代表し来賓としてご出席いただいたMCフードスペシャリティーズ株式会社醸造調味料・加工用酒類事業部長・岡田光司さんから、入賞者の方へお祝いの言葉をいただきました。
 続いて、選者の坂本宮尾さん、北川昭久さんより講評をいただきました。坂本宮尾さんからは、「全体的に作品のレベルが大変高く、選句を楽しむことができました。特別賞「一茶双樹賞」は、皆さんの共感を集めた素晴らしい作品でした」と温かい言葉をいただきました。また、個々の入賞作品についての講評に加え、子どもたちののびやかな作品の数々を評価され、これからも感受性と言葉を磨いてほしいと話してくださいました。北川昭久さんは、流山に一茶双樹記念館が存在する意義や、流山に息づく俳句の文化について語られたあと、主な入賞作品について講評してくださいました。


庭に集まる保護者の写真

 一茶と双樹ゆかりの地でのこの体験が、俳句や文学、あるいは郷土の歴史・文化にさらに興味を深めるきっかけとなると感じられた一日でした。
 なお、入賞作品の84句のパネルは、12月末まで双樹亭に掲示する予定です。また、一茶双樹記念館では、今大会の入賞作品および「一般の部」の応募作品、「児童生徒の部」の予備選考通過作品を掲載した作品集を作成し、200円で頒布しています。入賞作品は、12月初旬から新年1月中旬ごろまで、流鉄流山線の全車両に掲示する予定です。小林一茶が愛した流山に走る俳句電車をどうぞお楽しみに。詳細は一茶双樹記念館(電話04-7150-5750)にお問い合わせください。
 


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