ぐるっと流山　森の図書館劇場「クラバート闇の魔法学校」

　平成28年10月30日（日曜日）、森の図書館で映画「クラバート闇の魔法学校」の上映会が催されました。図書館の資料を、広く市民の方々に向けて活用するために開かれるこの上映会は、「森の図書館劇場」として年3回開催されます。3度目となる今回は、森の図書館に所蔵されているDVD（上映権付）「クラバート闇の魔法学校」（20世紀フォックス社）です。森の図書館視聴覚室の大きなスクリーンで上映される迫力のある鑑賞に、大人26人子ども12人、合わせて38人が参加しました。

　「クラバート闇の魔法学校」は、2008年（平成20年）にドイツで製作された黒魔術の世界を扱うファンタジーです。日本では劇場での公開はされておらず、DVDでのみ観ることのできる映画です。原作は、ドイツの児童文学作家プロイスラーの「クラバート」（偕成社）。流山市立図書館にも所蔵されている児童文学です。ドイツの地方で伝わる伝説を描いた物語で、日本では40年以上読み継がれてきました。

　スタッフから映画の見どころと原作の紹介がされた後、上映開始です。上映が始まると、中には怖いシーンで思わず「わっ! 」と声を上げる子がいたり、お母さんに抱きついてしまう子がいたりと、小さい子どもたちには少し身構えてしまうようなところもあるこの映画。しかし、魔法を使うシーンでは興奮してスクリーンに釘付けになる子や、この魔法はどのような魔法なのか、お母さんに尋ねる小さい子の様子も見られました。終わりには、大人も子どもも「面白かった! 」と感想があり、この日の上映会は幕を閉じました。
　森の図書館では、来年度も「森の図書館劇場」を開催する予定です。流山市広報や森の図書館ホームページなどでお知らせします。