ぐるっと流山 健康寿命を延ばすためのワンポイント講座

ページ番号31980 更新日 平成28年10月24日

ストレッチの様子

 平成28年10月14日・21日の2日間、健康寿命を延ばすためのワンポイント講座が、流山市文化会館会議室で行われ、40代から80代までの男女30人が集まりました。日本人の平均寿命は男性が80.21歳、女性が86.61歳。平均寿命に対して、健康寿命は男性70.42歳、女性73.62歳と男性が9.74年、女性が12.99年と差があることが厚生労働省の調査によって発表されています。いかに自立した生活を送る時間を長くするか、最期まで健康で過ごしたいという思いの方々が集い、「食」と「身体」を切り口に学習しました。


講師による説明

 1回目は「“食べる”を知る~5つの栄養素をバランスよくロコモ予防」というテーマで、NPO食育インストラクター協会の食育インストラクター・廣瀬弘子さんにお話を伺いました。介護リスクが高いのは、メタボリックシンドロームとロコモティブシンドローム。健康寿命を延ばすために大切な栄養は、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルすべてを「バランスよく摂取」する必要があると話す廣瀬さん。高齢者は同じような食事をとりがちなので、旬の食材を積極的に取り入れて、朝食では具だくさんの味噌汁を食べてほしいと話していました。


軽いストレッチを行う参加者たち

 なるべく避けたい食品添加物。ハムやソーセージなどに含まれるリン酸塩などは、とり過ぎると骨によくないため、毎日このような加工済み食品を食べないこと。また、調理方法でカロリーをコントロールし、生活習慣病の予防のためにも出汁を利用し塩分量を調節するなど、毎日を健康で過ごすためのひと工夫について丁寧にお話しいただきました。参加者からは「とても参考になった」、「極力意識して食生活を楽しんでいるつもりですが、具体的でわかりやすい内容に感謝。自分のために役立てねばと感じさせられました」など、それぞれの生活を改めて振り返る良い機会になったようです。


参加者の緊張をほぐす講師

 2回目は「“身体”を知る~寝たきりにならないためのストレッチと筋力アップ」というテーマで、ボディメイクインストラクター・中山千鶴さんに日常できるストレッチなど紹介いただきました。まずは、「身体のメンテナンスをしましょう。」と、身体のすべてのセンサーがあるという足裏のマッサージから始まりました。足の指に手の指をからめてクルクルと回す動きや足首回しなどしているうちに緊張もほぐれ、身体はあったまってきたようです。


講師とともに運動を行う参加者たち

 足首から膝裏、鼠頚部、わきの下、鎖骨の下、耳の下などの身体にとって大切なリンパの流れについても説明がありました。全身を覆っている筋膜をほぐすため、肩甲骨はがしの動きから始まり、腰回りの筋肉を延ばす運動、さらに膝の痛みがある方に靴下をはいて足をスライドさせる運動の紹介もありました。ひと通り筋膜をほぐした後は、椅子を支えに使って、足底筋を鍛えるためのかかとのアップダウン運動や太ももの裏側の筋肉、ハムストリングの運動など、家でもちょっとの時間で出来る筋力アップ動作を行いました。


リラックス体操を行う参加者たち

 最後は、椅子を片づけフロアーに横になり、ウエーブストレッチリングを使った身体ほぐし、そのまま目を閉じリラックスするメディケーションの時間となりました。普段あまり運動をしていない方でも、自分なりに身体を動かし気持ちよさそうでした。「身体が軽くなり気持ちよかったです」、「血流が良くなった気がしました」、「テレビを見ながらでも出来ますね。身体のためになる動き、大変参考になりました」、「家でも続けていきたいと思います」など、健康で過ごすためにも日常に運動を取り入れたいという感想が多数ありました。


このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ