ぐるっと流山 認知症講演会~講談・認知症の家族を介護して~

ページ番号31727 更新日 平成28年9月26日

講談の様子の写真

 平成28年9月19日(祝日)、森の図書館で認知症講演会「講談~認知症の家族を介護して~」を開催し、79人の方にご参加いただきました。この講演会は、認知症への理解を深めることを目的として、実際にご家族の介護を経験された講談師を講師に迎え、「認知症家族の介護」をテーマに開催したものです。
 講演会には、講談師の田辺銀冶さんをお招きしました。田辺さんは、母の講談師・田辺鶴瑛さんと共に、認知症である祖父を7年間在宅で介護を経験しており、その経験を講談にした「介護講談」で人気を博しています。田辺さんは、「昔から畳の上で亡くなるのが1番幸せと言われている。感謝の介護がしたいと思い、おじいちゃんを在宅で介護しました」とおっしゃっていました。また、「在宅介護は家族の負担が大きいので、共存共栄するのが大切。「介護者も楽しみを持って」と、介護を始めた当初、お医者さんに言われました。皆さんも楽しくやるのが長い介護生活では大切ですよ」とお話されました。当初は、田辺さんも在宅介護には反対していましたが、ある日、介護を通して祖父に癒されたり、家族のきずなが深まったりしていることに気付いたそうです。講談の最後には、7年間の記録であるDVDが上映され、認知症の祖父と介護者である母、田辺さんの軽快なやり取りに会場は笑いに包まれました。
 お越しになった方からは、「自分が認知症家族の介護をしたときの事を思い出しました」「楽しく介護することが長い介護生活では大切だなと感じた」といった感想をいただきました。
 


認知症川柳の展示の写真

 併せて、講演会の会場外では、9月13日(火曜日)から19日(月曜日)まで認知症パネル展「知っていますか? 認知症」、認知症川柳コンテストも開催しました。パネル展では、認知症の予防や認知症の方との接し方、認知症サポーターの活動記録などを展示し、多くの方にお越しいただきました。
 市では、認知症の方やご家族が住みなれた地域で安心して生活できるよう、今後も講演会をはじめとして認知症に関するさまざまな取り組みを行います。今後の開催予定については、今後の広報ながれやまなどでお知らせする予定です。ぜひご参加ください。
 


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