ぐるっと流山 博物館 小企画展「鰭ヶ崎三本松古墳」

ページ番号31285 更新日 平成28年8月15日

出土物の写真

 平成28年9月19日(月曜日)まで、博物館では、「鰭ヶ崎三本松古墳」の小企画展を開催しています。会場には、出土した埴輪や近代瓦、発掘調査中の写真などが展示されており、調査前から現在までの様子を解説パネルと共にご覧になれます。
 鰭ヶ崎三本松古墳は、古墳時代後期(6世紀後半)に築造された市内最大の前方後円墳です。埋葬室は土が取られた際になくなってしまったため埋葬者は分かりませんが、古墳の大きさや出土物などから、当時この地域を開拓した権力者が埋葬されていたのではないかと考えられています。


パネル展示を見る親子の写真

 流鉄流山線鰭ヶ崎駅から北に5分ほど歩いた標高20mほどの台地上に立地しており、推定墳丘長40m、現存墳丘長25m、後円部径17m、前方部8m、比高差2.5mの大きさを誇っています。昭和30年代後半に古墳の裾ぎりぎりまで土が取られ急な崖となり、豪雨などによる土砂崩れの危険があることから、現物保存ではなく記録保存のための発掘調査を現在実施しています。


埴輪を鑑賞する島崎さん親子の写真

 流山市によくお越しになるという、お母さんと一緒に展示を鑑賞していた島崎楓さん(松戸市立旭町小学校6年)は「鰭ヶ崎に古墳があるのは知っていたけど、行ったことはありません」と話し、埴輪を見て「目が怖いです」と話しながらも興味を示している様子でした。お母さんの麻子さんは「私は埴輪が好きで民芸品の埴輪を集めていますが、出土した埴輪はあまり見たことがないので今日見ることができてよかったです」と、じっくりと埴輪を眺めていました。


出土した円筒埴輪の写真

 展示期間は9月19日(月曜日)までの9時30分から17時まで(月曜休館※9月19日は開館)。入場料は無料です。問い合わせは博物館(電話04‐7159‐3434)まで。


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