ぐるっと流山 「高校生外交官」として渡米した飯島れいらさんが表敬訪問

ページ番号31338 更新日 平成28年8月18日

アメリカ学生との国際交流で多民族国家における平和を考える

市長と飯島さんの歓談の様子の写真

 平成28年8月17日(水曜日)、アメリカで7月17日から8月8日までの約3週間、「高校生外交官」として国際交流プログラムに参加した市内在住の飯島れいらさん(県立柏高校2年)が市長室を訪れました。エジプト人の父と日本人の母をもつ飯島さんは流山市で生まれ、2歳から約10年間をエジプトで生活。2011年初頭から中東・北アフリカ地域の各国で民主化運動「アラブの春」が本格化する中で2011年1月にエジプトで大規模な反政府デモが発生し、混乱の中での生活を余儀なくされました。その経験から多民族国家のアメリカがなぜ秩序を保てているのか学びたいと同プログラムに応募し、全国の高校生904人の中から40人の「高校生外交官」に選出されました。


市長室で歓談する様子の写真

 今年で30周年を迎えた同プログラムはAIU損害保険株式会社などが協賛し、約3週間の日程で国務省などの政府機関や国連本部などの視察、現地家庭でのホームステイのほか、大学の寮で現地の高校生と10日間の共同生活を体験します。プログラム参加費は返済不要の奨学金で賄われるため無料。日米生徒が1対1のルームメイトペアとなり、笑いや涙を共有して言語と文化の壁を乗り越えることで強いきずなが生まれ、プログラム終了後も長く続く人間関係が築かれると言います。


集合写真

 飯島さんはアメリカでの3週間を振り返り、「アメリカの高校生と交流し、どんな個性も尊重する文化に感動しました。日本人は周りの目を気にして服装や発言などを控えめにしがちですが、アメリカではそれらは大事な自己表現の手段。誰もが好きなように生きていました」と話しました。将来は人種や宗教の壁で苦しむ人を支援したいと言う飯島さんは、「日本の大学で専門性を深め、海外の大学院でグローバルなスキルを身に付けたい」と先を見据えます。
 井崎市長は「さまざまな人と出会い、すばらしい世界を体験して視野が広がったことと思います。この経験を糧として、これからも世界で活躍してください」と話しました。
 


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