ぐるっと流山 森の図書館科学教室 理科大生と液晶キーホルダー・ホバークラフトを作ろう!

ページ番号31290 更新日 平成28年8月16日

講師の自己紹介の様子の写真

 平成28年8月10日(水曜日)、森の図書館で科学教室が開催されました。午前は液晶キーホルダー、午後はホバークラフトを作るイベントに、小さいお子さんから小学校高学年の子まで47人が参加しました。この教室は、平成24年から毎年夏休みの時期に、森の図書館と東京理科大学のものづくりサークルCreate(田中優里代表)との共催で行われている、人気のイベントです。


実験器具を扱う子どもの写真

 ものづくりサークルCreateは、活動を通して、作りたいものをみつける発想力、作りたいものを作るための技術を磨いていくことを目的としたサークルです。身に付けた知識を活かし、実際にものづくりへと発展させる活動をしています。大学ではさまざまな学科に所属している6人のメンバーが、今回のイベントの講師です。子どもたちに親しみやすく、あだなで自己紹介をしてくださいました。


完成した液晶キーホルダーの写真

 「今日行う実験では、本物の理科の実験で使うような器具を使ってもらうので、みんなは博士です。私たちは博士を助ける助手です。机ごとに研究所ということにしましょう」。司会の言葉で始まった午前の液晶キーホルダー作りでは、クイズを交えた説明で、液晶がどのような性質を持っているのか、楽しく教えてくださいました。今回作る液晶の材料は、口紅や目薬に使用される、人体に問題のない粉末と水です。子どもたちには、実際の研究室で使うような道具に触れる貴重な機会となりました。


講師と一緒に厚紙を加工する様子の写真

 まず、粉末に水を入れ、よく揉みます。固いダマを溶かすために、熱いお湯で湯銭してからさらに講師が揉み、液体ができると注射器で小瓶に入れます。野菜の水切りに使う道具を改造した遠心分離機に小瓶をセットし、子どもたちは楽しそうに回しました。最後に小瓶に好きな色の紐をつけ、キーホルダーの完成です。
 出来上がった液晶は、まだ白っぽく、本来の虹色にはなっていません。虹色になるまでには1か月ほどかかるということで、1か月前に作っておいた液晶を見せてもらいました。握って温めると色が変わり、光にかざした液晶を皆さん面白そうに眺めていました。
 


「スカート」と呼ばれるエアクッションの写真

 午後は、ホバークラフト作りです。「ホバークラフトは乗り物ですが、陸・空中・水上どこを走るものでしょうか」と、講師からクイズが出されました。答えはなんと「全部」とのこと。
 ホバークラフトの材料は、厚紙、両面テープ、ビニールでできた「スカート」と呼ばれるエアクッション、プロペラ付きのモーターなどです。始めに、厚紙に折り目をつけ、両面テープで貼りつけて、通気口を作ります。この通気口は空気を送りこむ穴になります。次に、本体の底に「スカート」を取り付ける作業です。この「スカート」を付けることで、ホバークラフトを静かに落とすと、空気が入る仕組みになるとのこと。
 


ホバークラフトを発進させて遊ぶ参加者の写真

 プロペラのついたモーターを通気口の側に取りつけ、モーターのスイッチを入れると風が送られ、ホバークラフトが動き出します。Createのマスコットキャラクター「クリアテちゃん」がデザインされ、完成したオリジナルのホバークラフトに、子どもたちは机の上で何度も発進させ、喜んでいました。
 「このホバークラフトは、実際に人が乗るものと同じ構造で作られています。みんなが作ったものが、実用されているものと同じだと思うとすごいことですね」と締めくくり、この日の科学教室は終了しました。
 


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