ぐるっと流山 青木研スペシャルアンサンブル

ページ番号31264 更新日 平成28年8月10日

ステージ全体の写真

 平成28年8月7日(日曜日)、生涯学習センター(流山エルズ)で、流山が生んだ世界的バンジョー奏者・青木研さんを中心としたスペシャルアンサンブルコンサートが行われ、250人のファンがデキシーランドジャズの陽気な音楽を楽しみました。クラリネットの花岡詠二さん、トランペットの二井田ひとみさん、テューバの松永敦さん、ドラムスの楠堂浩己さんという豪華メンバーに加え、尺八の吉岡龍之介さんをゲストに迎え、第6回流山ジャズフェスティバルとして企画されたものです。会場では、熊本地震被災地復興支援の募金活動も行われました。


バンジョーの青木研さんの写真

 バンジョーの青木研さんは八木北小、常盤松中を経て、柏市の東葛飾高校在学中より都内ライヴハウスやホテルパーティーなどで演奏するようになり、高校卒業と同時にジャズバンド「デキシーキャッスル」に参加。ジャズフェスティバル、バンジョーフェスティバル、ラジオ・テレビなどで演奏。2010年秋にはサンノゼのバンジョー大会に招聘されヘッドライナーを担当、2011年夏にオクラホマシティ、FIGA主催の全米バンジョーコンベンションに招かれ、好評を博しました。この日は、2つのバンジョーとギターを演奏し、尺八とバンジョーによる「春の海」などにも挑戦されていました。


クラリネットの花岡詠二さんの写真

 クラリネットの花岡詠二さんは、日本大学芸術学部音楽学科卒。日本を代表するクラリネット・プレーヤーです。 クラリネットを大野恒一、大橋幸夫、北爪利世各氏に師事。在学中より自己のコンボを率いる。ベニー・グッドマン・スタイルのスイング・コンボ「花岡詠二スヰング・オールスターズ」をメインに、コンボからオーケストラまでさまざまなスタイルのグループを編成。1996年よりオランダのブレダ市で開催されているブレダ・ジャズフェスティバルに毎年招聘され好評を得ています。日本大学芸術学部講師も兼任。古典落語にも造詣が深くこの日も軽妙なトークで会場を和ませていました。


トランペットの二井田ひとみさんの写真

 トランペットの二井田ひとみさんは素敵な浴衣姿で登場。NHK「うたコン」などでもお馴染みの迫力のある演奏でステージを盛り上げました。武蔵野音楽大学卒。第18回日本クラシック音楽コンクール全国大会金管楽器部門大学の部第2位(1位なし)。東京ニューシティ管弦楽団と共演。在学中より日本フィルハーモニーにエキストラとして出演。大学時代に国立音楽大学NewTide Jazz Orchestraに所属し、第40回、第41回YAMANO BIG BAND JAZZ CONTESTで最優秀賞を受賞。山下晴生氏、戸部豊氏、ロジャー・ボボ氏に師事。ウィーンフィルハーモニー首席トランペット奏者、ハンス・ペーター・シューのマスタークラスを受講されています。


テューバとベースンの松永敦さんの写真

 この日、テューバとベースで出演された松永敦さんは、東京藝術大学音楽学部卒、同大学院音楽研究科修士課程修了(共にテューバ専攻)のマルチベースプレイヤーです。2009年、ストリート・ブラス・ファンク・ユニット、Black Elephantsを結成。第9回日本管打楽器コンクール第三位入賞。ヤマハ金管新人演奏会出演。CMなどのレコーディングにも多数参加。ベーシストとしては、ラテン、ジャズを中心に多くのセッションに参加。国内外の多彩なアーティストと共演されています。現在、プレイヤー活動のかたわら、ミュージック・スクール「ダ・カーポ」(テューバ)、横浜デジタルアーツ専門学校(ベース)の講師を務めています。


ドラムスの楠堂浩己さんの写真

 ドラムスの楠堂浩己さんは、1975年に薗田憲一とデキシーキングス入団、2000年サクラメントジャズフェスティバルに出演、2006年薗田憲一氏の逝去によりデキシーキングスのリーダーに就任。力強いビートを持ったダイナミックなドラマー。日本のデキシー界ではNo.1の存在です。現在は、所属のデキシーキングスのほか、自らリーダーを務める、楠堂浩己DIXIE BOMBERS、楠堂浩己Finest Jazz Men、楠堂浩己Dixie Angel、花岡詠二スヰング・オールスターズ、中川喜弘とデキシーサミットオールスターズなどで活躍中。この日は、手づくりのウォッシュボードも奏でるなど華麗なリズムパフォーマンスで会場を盛り上げました。


尺八の吉岡龍之介さんの写真

 尺八の吉岡龍之介さんは、東京藝術大学音楽学部邦楽科卒、NHK邦楽技能者育成会第49期卒業。在学中から迎賓館での国賓歓迎演奏会やNHK「こんにちはいっと6けん」出演。流山市と杉並区で尺八教室を開講。小・中学校で特別講師をする傍らドイツ、韓国、中国、ヨーロッパなど国内外を問わず活躍。近年では、日中韓三国友好事業のメインイベントとしてソウル新羅ホテル内迎賓館で各国代表の奏者とコラボレーションを実現。吉岡邦楽社所属、流山市文化協会邦楽三曲部会員やファミ箏メンバーとしても活躍。この日は、バンジョーやクラリネットとの共演でフォルクローレなども披露しました。


歩きながら演奏する様子の写真

 エンディングでは、デキシーランドジャズの名曲「聖者の行進」を客席に降りて、歩きながら演奏。ファンの皆さんが手づくりの傘を手にバンドの後に付いて行進しました。客席では「宮園Jazz楽会」の皆さんが8台のビデオカメラでリハーサルから本番までの様子を撮影されていました。「これから編集をして出演者にプレゼントしたい」と張り切っていました。


ステージの写真

 青木研スペシャルアンサンブルは、第6回流山ジャズフェスティバルの一環として企画されたものです。同フェスティバルは、8月20日(土曜日)に「音楽と物語によるコンサートMusic Plus Oneイストーリア」がおおたかの森センターで、8月26日(金曜日)に「高木里代子ジャズライブ」が生涯学習センター(流山エルズ)で行われるなど、7月16日(土曜日)から9月3日(土曜日)までの1か月半の間に市内11会場で16公演が予定されています。流山ジャズフェスティバルについてのお問い合わせは生涯学習センター(流山エルズ)(電話04‐7150‐7474)へ。


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