ぐるっと流山 流山市・能登町姉妹都市子どもアート交流企画 カラーウォーズ~カラフルな色の花火を打ち上げよう~

ページ番号31277 更新日 平成28年8月15日

整列する子どもたちの写真

 平成28年7月22日(金曜日)、おおたかの森センターで子どもアート交流企画「カラーウォーズ~カラフルな色の花火を打ち上げよう~」が行われました。この催しは、アートのワークショップを通じて姉妹都市交流を行おうと企画され、株式会社サクラクレパスのご協力のもと、当日は公募による流山市の小学生30人と、石川県能登町の5・6年生30人が力を合わせて大きな作品を作り上げました。


説明するミヤザキさんの写真

 まず、後田教育長が「流山市と能登町は平成24年1月に姉妹都市になりました。今日は世界的なアーティストであるミヤザキさんに来ていただいています。皆さん楽しくやりましょう」とあいさつしました。
 続いて能登町を代表して鵜川小学校6年の坂本佳恋さんが「流山市の皆さんと仲良くしたいです。流山と能登で共通しているのはお祭りです。カラーウォーズでみんなの心に映る花火を描きたいと思います」と述べました。
 


色を塗るチームメイトを見守る子どもたちの写真

 講師は、市内在住で、国内外で壁画の制作を手がけているミヤザキケンスケさん。ケニアのスラム街の壁画プロジェクト、東北支援プロジェクトなど「現地の人々と共同で作品を制作する」活動スタイルで注目を集めているアーティストです。「今日のワークショップのカラーウォーズではチームワークが大切です。どの色が一番目立つかみんなで競い合いましょう」と説明があると、子ども達は8つの色ごとにチームとなって分かれます。チームで1~8番まで順番を決めたら、その順番ごとに大きなキャンパスに自分のチームカラーの絵の具を使い、決められた時間内で描きます。


さまざまな色が重ねられている様子の写真

 1番目の子どもたちは大きなハケで丸を描き、2番目の子どもたちは中くらいのハケで1番目の子どもたちが描いた丸の外側に丸を描いていきます。3番目の子どもたちは中くらいのハケで丸の外側に線を描き、4番目の子どもたちは小さいハケでさまざまな場所に丸を描くなど、順番ごとに役割分担が違い、各チームの団結力が試されます。自分のチームの子どもたちが一生懸命キャンパスに絵を描いていると、みんな「がんばれ! がんばれ!」と応援していました。ミヤザキさんの「暗いところに明るい色を、明るいところに暗い色を描くと目立つよ」「絵の具を落とすような感じで描くといいよ」「白、頑張った。水色素早い」といったアドバイスで、子どもたちは各々いかに目立つかを考えながら、色を塗っていきました。


キャンバスを隙間なく色で埋めていく様子の写真

 5番目、6番目、7番目の子どもたちへと替わるにつれ、小さなハケから筆へと使う道具も細かくなっていきます。そして最後の順番の子どもたちはなんと、手で絵の具を垂らして描いていきました。1番目の子どもたちが描き始めてから最後の子どもたちが描き終わるまで1時間弱でしたが、カラーウォーズという名にふさわしく、大きなキャンバスにいきいきとした目にも鮮やかな8色の作品が出来上がりました。


絵と参加者の集合写真

 作品が完成すると、見学に来られた大人の方たちを交え、どの色が一番目立ったか審査をしました。ミヤザキさんからは「一つの色だけでは際立つことはできない。いろんな色があって目立つことができる」と感想がありました。最後に宇出津小学校6年の水元杏果さんが「今日はたくさんのことを学びました。学んだことを夏休みの自由研究に活かしたいです。ミヤザキさんから色の使い方を学び勉強になりました」とお礼のことばを述べました。アンケートには「流山や能登の子どもたちと一緒に絵を描いて楽しかった」「丸や線を描くのが楽しかった」などのコメントが寄せられました。ミヤザキさんからの色の使い方についてのアドバイスで、勉強になった子どももいたようです。
 また、今回完成した作品は、8月30日(火曜日)までおおたかの森センターのロビーに展示しています。子どもたちのパワフルかつカラフルな力作をぜひご鑑賞ください。
 


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