ぐるっと流山 少年スポーツ指導者講習会

ページ番号31231 更新日 平成28年8月8日

会場に集まった参加者の写真

 平成28年7月30日(土曜日)、生涯学習センター(流山エルズ)で第10回少年スポーツ指導者講習会が開催されました。「子どもの成長とスポーツ活動」~少年を対象としたトレーニングのポイントや指導マナー~をテーマに少年スポーツ指導者や学校の先生、子育て中の父兄など、78人の方が参加しました。講習内容は、1.発育発達とトレーニング、2.成長期に注意すべきスポーツ障害、3.少年スポーツの指導者のあり方でした。
 昨年に引き続き、講師の帝京科学大学の岩沼先生を招き、「体力の構成要素」「運動機能の発達」など体の仕組みや、「成長期のケガの特徴」「ヒヤリハット」など気を配るべきこと、「ティーチングとコーチング」「動きを指導するときの声がけ」など指導方法などをポイントごとに基礎的な内容をわかりやすく説明していただきました。昨年と内容はあまり変わらないが、忘れてしまうこともあるため、反復し学ぶことで身に付けていくとのお話がありました。
 


説明のスライドの写真

 「発育発達とトレーニング」の項目では、身長の年間増加量によってトレーニングの内容を変えたほうが良いというお話があり、発育には個人差があるので、チームの場合は発育段階のグループ別に練習をするとよいという指摘もありました。また、健やかな発育発達のためには、1に運動、2に栄養、3に休養が重要で休養は成長ホルモンの分泌の多い時間帯に寝ることを推奨していました。また、栄養はコ:孤食、ケ:欠食、コ:個食、コ:固食(コケココ)のニワトリ食事は良くないとのお話もありました。
 成長期に注意すべきスポーツ障害の中で、脳しんとうは頭をぶつけなくてもからだを揺さぶられたり、頭以外をぶつけたりしたときの衝撃により起こることがあるので注意をするようお話がありました。頭をぶつけたとき、本人は「大丈夫」「特に何もない」と言いますが、様子がおかしい場合は、信用せずに病院へ必ず行くことと話してくださいました。
 


岩沼先生の写真

 「少年スポーツ指導者のあり方」では、大きな目標を決めずに身近なところから何をすべきか一緒に考え、その気にさせることが内発的動機づけになると話してくださいました。失敗してもナイスチャレンジとほめることで自信に繋がり、失敗を責めると失敗を恐れて何もできなくなるとのことで、ほめることが重要というお話でした。
参加者からは、「親目線でもコーチ目線で聞いても良い内容だった。興味深い話が多く、もう少し深いところまで話を聞きたかったのでまた開催してほしい」などの感想がありました。スポーツを楽しめるように指導して、運動が好きな子どもをたくさん育ててほしいというお話をされて、今回の講習会は終了しました。
 市教育委員会では、このような少年スポーツ指導者を対象にした講習会を毎年開催し、少年の発達段階に応じて安全で楽しいスポーツ活動ができるように指導者の啓発に努めています。
 また、8月は流山市出身の寺村美穂さんがリオデジャネイロオリンピックの競泳女子200メートル個人メドレーに出場します。準決勝、決勝に進出した場合は、キッコーマン アリーナでパブリックビューイングを開催します。準決勝は8月9日(火曜日)10時~12時、決勝は8月10日(水曜日)10時~13時です。お問い合わせは、スポーツ振興課(電話7157‐2225)まで。
 


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