ぐるっと流山 姉妹都市交流事業 能登の自然体験学習ツアー

ページ番号31226 更新日 平成28年8月10日

自然あふれる能登町との交流イベントで人との絆を育みました

出発式であいさつする後田教育長

 平成28年7月26日(火曜日)から29日(金曜日)まで、流山の姉妹都市である石川県能登町で自然体験学習ツアーが行われました。平成18年度から姉妹都市自然体験交流事業として始まり、今年は公募で選ばれた市内各小学校の5・6年生30人が、海の広がる自然豊かな能登で地元の子どもたちと一緒に4日間を過ごします。
 開校式では、佐藤指導課長から「今周りにいるみんなやこれから出会う能登の子どもたちとの交流をテーマに、能登での体験を満喫してきてください」とあいさつがあり、後田教育長からは「能登の自然をいっぱい体験し、皆さん、けがなどが無いように気をつけて行ってきてください」と激励の言葉がありました。


能登町職員の歓迎式

 生涯学習センターからバスで羽田空港まで行き、能登空港へ。空港に到着すると能登町の職員の皆さんと能登町のイメージキャラクター「のっとりん」が子どもたちを出迎えてくれました。少年自然の家では能登の小学生10人と合流。長旅の疲れを見せる様子もなく、流山の子どもたちは宿泊施設から見える海に大はしゃぎ。初めてみんなで食べる夕食の時間は、元気な笑い声が部屋いっぱいに聞こえ、能登の子どもたちとすっかり打ち解けている様子でした。


カヌー体験

 2日目からは本格的に自然と触れ合うプログラムがスタート。この日の午前中は全員で大型カヌー体験をしました。
 みんなで力を合わせてカヌーを運び、10人チームで乗り込み沖へと漕ぎ出します。カヌーを漕ぐ際はチームワークとかけ声が大切。特に先頭の子が元気な声を出すことで、チーム全体がまとまり、カヌーもスムーズに進んでくれます。初めは勢いに乗ることができなかったグループも、「いち、にー。いち、にー」のかけ声でぐんぐんスピードを上げていきました。また、到着した浜での休憩時間中に、水中メガネを利用して、海の生き物を探したり貝殻を拾ったりと、みんな夢中になって海を楽しんでいました。


タコの餌やり体験

 午後は九十九湾観光遊覧船の餌やり体験と、藤波テニスミュージアムでのテニス体験それぞれ2班に分かれて交代で行いました。遊覧船では、まず九十九湾の中央に位置する蓬莱島(ほうらいじま)を眺めながら生け簀場へ向かいます。生け簀場ではマダイやアジなど九十九湾に生息するたくさんの魚に餌をあげることができ、また、タコとのふれあい体験ではみんな恐る恐るタコツボへ手を近づけていました。渡邊蒼大君(小山小6年)は「たくさんのタコツボの中からタコが出てきてびっくりしたけど、生きたタコを触ったのは初めてで楽しかった」と話してくれました。


テニス体験

 藤波テニスミュージアムでは、国内最古とされるテニスラケットが展示されているほか、戦後初のツアープロ選手である神和住(かみわずみ)純さんの経歴など、テニスの歴史についてスタッフの皆さんに教わった後、実際にテニスを体験。初めてラケットを持つ子たちもコーチの指導の下、徐々にボールがネットを超えるようになり、中にはコート隅の的に当てる子もいました。2日目の夜は石川県柳田星の観察館「満天星」でのプラネタリウム。徐々に暗くなる天井を見上げつつ、夏の大三角や12星座などの解説を静かに聞いていました。


シュノーケリングの様子
シロウミウシを発見した子どもたち

 3日目はシュノーケリング体験と、うみとさかなの科学館見学を2班に分かれて行いました。いよいよ子どもたちが待ちに待ったシュノーケリング。オコゼやウニなど水中で接触すると危険な生物や装備一式の説明を受け、いざ海へ。初めてのウエットスーツや足ヒレに戸惑いながらも、どんどん岸から離れたところまで泳いでいきました。「海ブドウ見つけたよ。食べてみたらちょっとしょっぱかった」と感想を語る吉岡遥斗君(流山小5年生)。能登の海に感動していた山本美秀(みほ)さん(小山小6年生)は、「最初は海が怖かったけど、すごく楽しかった! またシュノーケリングがしたい」と話してくれました。


うみとさかなの科学館 工作の様子

 うみとさかなの科学館では魚や漁法について学び、能登の海に関する映像「オーシャンシアター」を楽しみました。シアターで海の生き物などについて学んだあと、能登自然体験ツアーでの思い出を、魚のスタンプなどでレイアウトした自分のオリジナルカードに書き綴っていました。


キャンプファイヤー開始

 能登の子どもたちとお別れする最後の夜に行ったキャンプファイヤー。山本美佳さん(小山小6年生)と秋山梨花さん(西初石小5年生)が巫女として、火の神役の能登町の職員から火を受け取り、中央に用意された薪に火をくべました。点火してからのレクリエーションは、全体で行うゲームのほか、各チームで用意したスタンツを披露。みんなのオリジナル劇によって会場には笑い声が響きわたり、中には全員に折り紙で作ったプレゼントを配っていたチームもありました。


キャンプファイヤーの催し

 キャンプファイヤーがいよいよ終盤に差し掛かると、火の神の合図で「絆」の文字が燃え上がりました。「ここで会ったのが最後ではなく、また次に会えるようにみなさんに絆という字を送ります。今日の別れが次につながるように願いを込め、キャンプファイヤーを終わります」と最後の言葉がありました。


能登の子どもたちとのお別れ

 能登の子どもたちとのお別れの際は、一緒に過ごした日々を振り返りつつ、一人ひとりが別れを惜しんでいました。「次は流山に遊びに来て! 」、「また絶対会おうな! 」などの声を背に能登の子どもたちは家族の元へと帰ります。姿が見えなくなるまで大きな声でお別れの言葉を言う流山の子どもたち。一緒にいた時間はかけがえのないものでした。


全体写真

 能登での体験を終えた子どもたちは無事流山に到着。生涯学習センターでの閉校式では参加者を代表して平井源純君(流山北小6年)と山本美佳さん(小山小6年)が感想を発表しました。平井君は「能登での自然体験はシュノーケリングなどができてとても楽しかったけど、4日間では足りなかったです」と、山本さんは「最初はすごく心配だったけど、みんなと楽しく過ごせた4日間はとても充実していました」と、この4日間で体験したことや仲良くなった友達の話を語ってくれました。


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