ぐるっと流山 流山おおたかの森高校演劇部が自主公演

ページ番号29647 更新日 平成28年3月31日

在校生と卒業生がそれぞれ演じる

駆ける演技をする写真

 平成28年3月30日(水曜)、流山市生涯学習センターで、県立流山おおたかの森高校演劇部の皆さんによる自主公演が行われ、多くの演劇ファンが詰め掛けました。この公演は、午後の部と夜の部の2回公演で、在校生が「青い鳥 -Long story-」(伊藤和流作品)を、卒業生が「おまえのために」(中村槙一郎作品)をそれぞれ演じました。卒業生たちを中心とした同校の自主公演は昨年に続き2回目です。


重なり合って表現している写真

 同校演劇部は、平成26年8月には白みりん200周年を記念して創作劇「白き魔術の継承者」(青木健生作品)を流山市文化会館で、平成27年8月には終戦70周年を記念して東京大空襲をテーマにした「語り継ぐべき詩」(石山清貴作品)を流山市生涯学習センターで公演するなど部活動の活発な部です。それぞれの舞台がケーブルテレビで放送されるなど、これまでも充実した内容の舞台を展開してきました。


訴えかけるような演技をしている写真

 卒業生たちが演じた「おまえのために」は、高校を卒業してから10年後に、演劇部の同窓会がある事を聞いて集まる9人の元部員たちが、かつて稽古を重ねた懐かしい柔道場に集まるという設定で、この春からそれぞれの道を歩み出す卒業生への応援歌のようなストーリー。テーマは「何気ない日々の幸せ」。脚本を書かれた顧問の中村先生は「舞台の上だけはすべてが自由である事、その経験をしてきたということを胸に、これから頑張ってほしいとメッセージを込めました」と語ってくださいました。


全員そろった演技をしている写真

 卒業生の元部長・井上芹菜さんは、「引退してからの半年間、みんなと一緒にまた舞台に立ちたくてたまらなかった。今回は卒業公演ということで、お世話になった中村先生が私たちのために書いてくれる台本を、3年間ずっと一緒に頑張ってきて辛いことも楽しいことも共有した9人で演じられることがとっても嬉しかった」と感想を話してくださいました。同じく卒業生の北原成貴さんは、「観に来てくださった皆様や、協力していただいた地域の方々、皆様に感謝の気持ちを表すためにもこの自主公演があるのだと考えています」と話してくださいました。


エンドロールで挨拶をする写真

 流山市文化会館で毎年開催される、同じテーマを20分間の舞台で表現し合う「高校演劇20分シアター」をはじめ、舞台照明や音響、シナリオなどを学ぶ「舞台ワークショップ」、千葉県高校演劇第一地区の発表会が開催されるなど、流山市では高校演劇の大会や公演が盛んです。
 今回、自主公演の会場となった流山市生涯学習センターのホールスタッフは、「当センターのホールは演劇を目指す若い方々のホームグランドだと考えています。卒業されても、ぜひ人生の舞台にも、たまには当センターの舞台にも、しっかり立ってください」と声援を送っていました。
 


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