ぐるっと流山 幼児のための食育講座 第2回目の調理実習

ページ番号29336 更新日 平成28年3月8日

講師の白みりん料理研究家・渡邉未央さんの写真

 平成28年2月22日(月曜)、文化会館で幼児のための食育講座の2回目、調理実習が行われました。この講座は、幼児期のお子さんを子育て中のお母さんを対象に実施したもので全2回のコース。第1回目は2月9日にNPO日本食育インストラクター協会の講師による食育の講義を行い、幼児期の「食」にとって大切なこと、気をつけなければいけないことなどを学びました。そして今回はその学びを生活の中で役立てていただくための調理実習を実施しました。


お手本を見せる渡邉さんの写真

 調理実習は、フードコーディネーターで白みりん料理研究家の渡邉未央さんにご指導いただきました。渡邉さんは、「食を通じて人々をHappyにしたい」という信念のもと、その明るい気さくな人柄で各メディアでもご活躍中です。公民館事業の「親子クッキング教室」の講師としても参加者から親しまれています。渡邉さん自身も第1回目の講義を受講し、今回のメニューを考えてくださいました。


楽しげに会話する渡邉さんと参加者の写真

 まず、渡邉さんから一通り料理の手順について説明がありました。その中で、幼児期のお子さんでも悩みとして挙げられるようになってきた「便秘」に効果的な食物繊維のお話や、アレルギーや栄養のお話などもしてくださり、参加者は頷きながら真剣に耳を傾けていました。


おもちでとろみをつけたホワイトソースの写真

 今回のメニューは「万能とり肉味噌」と「おもちのホワイトソース」を元にした、ドリアとミネストローネです。ホワイトソースはアレルギーに配慮し、小麦粉もバターも使わない作り方です。
 通常ホワイトソースは、牛乳とバターを使い、小麦粉でとろみを付けますが、今回はそのとろみは「おもち」で付けました。参加者にもお正月のおもちが残っている方が多いようで、「家に帰ったら早速試してみます」という声があちこちから聞かれました。
 


渡邉さんのアドバイスを聞く参加者の写真

 また、鶏胸肉はかたまりを用意し、フードプロセッサーでひき肉にするところから始まりました。「ひき肉を用意していただいてもいいのですが、肉は空気に触れる時間が長いとどんどん鮮度が落ちるので、その都度フードプロセッサーでひき肉を作った方が新鮮で食感もいいのでお勧めですよ」との説明に「フードプロセッサーは家にあるけど使っていませんでした。これからは使ってみます」というお母さんが何人もいました。


調理をする参加者の写真

 また、今回は流山で生まれた「白みりん」も使いました。「白みりんはとても上品な甘さで、お料理に深みを出してくれます。うまみも出してくれますよ」。白みりん研究家でもある渡邉さんからの説明はとても説得力がありました。渡邉さんは調理中の参加者の中にもどんどん入って話しかけ、分からないところはその都度ご指導くださいました。参加者の皆さんは、渡邉さんのご指導に従い、てきぱきと調理を進めていきます。皆さんさすが主婦! 片づけも同時並行で進めていました。


完成した料理の写真

 「お子さんは何でも食べますか?」「いえ、最近野菜が…。でもこのメニューなら食べてくれそうです」。調理中に各班を回ってくださる気さくな渡邉先生とは話もはずみます。また、お母さんたち同士でも子育て中ならではの悩み、大変さを共有する姿が見られ、つかの間のリフレッシュの時間となったようでした。


試食をする参加者の写真

 今回作った「万能とり肉味噌」は、さまざまな形にアレンジができてとても便利です。そのままごはんにかけてもいいし、今回のようにドリアの具にしたり、スープの具にしたり、野菜にのせて食べたり…忙しい子育て期にアレンジのきくメニューはとてもありがたい、とお母さんたちも喜んでいました。


班ごとの集合写真

 いよいよお楽しみの試食。「簡単に作れたのにとっても美味しいですね」「野菜も美味しくたくさんとれるので、早速子どもに食べさせたいと思います」「小麦粉を使わずに、こんなに簡単にホワイトソースができるなんて驚きです。アレルギーの心配もないですね」など、沢山の感想を聞くことができました。


班ごとの集合写真

 簡単に作れて美味しく、なおかつ栄養があり、アレルギーにも配慮した今回のメニューは、毎日子育てに追われ忙しく過ごしているお母さんたちにとってすぐに役立つありがたい学びとなったようです。
お母さんの笑顔は子どもたちの笑顔につながります。これからも公民館は子育て中のお母さんたちを応援する講座を展開します。
 


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