ぐるっと流山 保育ボランティア講座

ページ番号29075 更新日 平成28年2月12日

ボランティアのメンバーの話を聴き、サポートに対する想いを共有

サロンで子どもが遊んでいる写真

 平成28年1月29日(金曜)、2月5日(金曜)、9日(火曜)の3日にかけて、流山市文化会館で「保育ボランティア講座」が行われました。この講座は、流山保育ボランティアグループひだまり(喜多千鶴代表)と公民館の協働で開催されました。平成13年の国際ボランティア年に、子育て中の女性が学習する機会に参加するためにも一時保育付きの講座が必要と、公民館主催で保育ボランティア講座を開催。修了した有志が保育ボランティアグループひだまりを結成し、その後10年以上、母親の学習時の一時保育や親子一緒に気軽に立ち寄れるサロンの企画運営など、さまざまな子育て支援活動をしています。


子育ての現状について話している写真

 第1回目の1月29日には、NPO法人松戸子育てひろばほわほわ顧問で、子育て相談室いっぽいっぽを主宰されている永瀬春美さんに、今の子育ての現状についてお話しいただきました。自己肯定感が低く、自信がなく傷つきやすい親が多いと感じていると話す永瀬さんは、赤ちゃん110番でも相談を受けています。多すぎる情報の中、今の子育ては昔よりずっとつらいという状況を知ったうえで「支援者も自分を知って自分をまず認めること、感じてはいけない気持ちはないんですよ」と話されていました。また、母親の否定的な気持ちを否定しないで聴き、じっくり相手に寄り添ってほしいと、支援者に必要な姿勢を具体的な例をあげながら話す永瀬さんに、受講生は熱心に聞き入っていました。


子育て広場の現場について話している写真

 第2回目の2月5日には、NPO法人松戸子育てさぽーとハーモニー代表の石田尚美さんに、ボランティアとしての責任や運営している子育て広場の現場の話を聞かせていただきました。この日は、第1回目の永瀬さんの話を受けての気づきや感じたことを、参加者が共有し合うことから始まりました。石田さん自身が、約15年前の保育ボランティア講座を受講した際の動機や、地域で子育てするってどういうことか、まずは自分に何ができるかを考え行動に移すこと、そして生きやすい社会になってほしいという想いでこれまできたと話しました。石田さんは、保育ボランティアひだまりの活動にも参加しており、子育て世帯の多い南流山地区で毎月第3木曜日に「南流山ひだまりサロン」を開催し、毎回100人前後の親子の参加があり、子育てしている方々との出会いと楽しい交流の場を作ってくれています。


サロンで子ども同士で遊んでいる写真

 第3回目の2月9日は、この講座を企画した保育ボランティアグループひだまりのメンバーとの交流となり、ひだまりがこれまで活動してきた想いや活動の実態を説明してくれました。この日は、中央ひだまりサロンも開催されていたことから、雰囲気を知ってもらおうと、サロン体験もありました。中央ひだまりサロンは、保育ボランティアひだまりが企画運営している子育て広場のひとつで、毎週火曜日と第2・4金曜日に開催しています。自由に、誰でもふらっと参加できるこのサロンでは、お母さん同士のおしゃべりは勿論、ひだまりメンバーとのおしゃべりも盛んで、参加する子どもたちも顔見知りの大人たちの間で、安心して遊びに夢中になっています。


保育ボランティアが子どもと遊んでいる写真

 初めてサロンを体験した講座参加者も、小さな子どもたちの姿に「子どもって本当に可愛い。ここにいると自分もとっても癒されますね」と終始笑顔でした。今後の活動に一歩踏み出しそうなサロン体験となったようです。保育ボランティアひだまりの活動に興味のある方は、ひだまり代表の喜多さん(電話04―7103-7808)、または文化会館(電話04-7158-3462)までお問い合わせください。


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