ぐるっと流山 おびしゃ行事の課外授業

ページ番号28919 更新日 平成28年1月22日

次世代に伝統行事を継承

七福神の衣装を身にまとい課外授業を行っている写真

 平成28年1月20日、15時から始まる「鰭ケ崎おびしゃ行事」の神事を前に、鰭ケ崎小学校で子どもたちに地域の伝統行事であるおびしゃ行事を伝える課外授業が行われました。おびしゃ行事で実際に着用される七福神の衣装を身にまとった7人が登場し、子どもたちは「神様」にさまざまな質問をしたり、赤城保存会によるお囃子と獅子舞を目の前で見たりし、楽しみながら地域の行事について学びました。参加したのは鰭ケ崎小の3年生91人。この授業は平成22年から、おびしゃ行事の当日に行われています。


説明を行う宇佐見憲雄会長の写真

 鰭ケ崎おびしゃ保存会の宇佐見憲雄会長が、生徒たちに「行事を行う雷神社はどこにあるか知っている人はいますか」と問いかけると、ほぼ生徒たち全員が手を挙げ、宇佐見会長をはじめ関係者の皆さんは驚いたようでした。授業ではまず、七福神が自己紹介をし、どのようなご利益を司る神様なのか生徒たちに伝えました。


獅子舞に噛まれる生徒の写真

 続いて、市内の5つの神社でお囃子などを披露している赤城保存会(玉ノ井勇夫会長)の皆さんが登場しました。同会の木村さんから、「五穀豊穣などを祈って神様にささげるのが神楽で、今日は神様の使いの獅子舞を踊ります。獅子舞にかまれると1年間健康でいられるそうです」と説明があったあと、祭囃子と獅子舞が披露され、体育館に鳴り響くお囃子と太鼓と鉦(かね)の音に子どもたちは静かに聞き入っているようでした。
 獅子舞が始まり、生徒の中に獅子舞が入っていくと、「噛んで!」と生徒たちは大盛り上がりでした。


質問に答える毘沙門天の写真

 子どもたちからの質問コーナーでは、「鉄棒がうまくなりたい」「足が速くなりたい」「野球はどうやったらうまくなりますか」などの質問が出て、担当となった毘沙門天は大忙し。どの質問に対しても、的確なアドバイスと「練習が必要です」の一言で子どもたちの笑いを誘っていました。


大盛り上がりのじゃんけん大会の写真

 最後に、今回の授業をちゃんと聞いたごほうびとして、七福神から直接破魔矢がもらえるじゃんけん大会が行われました。七福神にちなみ、各クラス7人、さらに追加で7人がもらえるとあって大盛り上がりでした。
 じゃんけんに勝ち破魔矢をもらい、七福神に「ダンスがうまくなるにはどうしたらいいですか」と質問した奥津理南さんは、「初めて七福神の役割が分かってよかったです。七福神からのアドバイス通り、明日から体力をつけて、体の重心を取れるようにダンスの練習を頑張りたいです」と話してくれました。


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