ぐるっと流山 きいてみませんか? ありのままの障がい者の声

ページ番号28496 更新日 平成27年12月14日

宮島部長の挨拶の写真

 平成27年12月5日(土曜)、初石公民館2階ホールで、第2回福祉シンポジウム「きいてみませんか? ありのままの障がい者の声」が開催されました。シンポジウムは宮島健康福祉部長の「どんなに行政サービスが充実しても、市民の理解に勝るものはない、という障害者からの声もあります。ぜひこのシンポジウムを通じて障害者についての理解に役立てていただきたいと思います」という挨拶で始まりました。


瀬谷さんの障害者差別解消法の講演の様子の写真

 第1部の講演会では、千葉県障害福祉課障害者権利擁護推進室の瀬谷元春さんに来春から施行される障害者差別解消法について講演していただきました。
 第2部では、2人の障害当事者の方から障害者を取りまく環境について講演していただきました。身体障害者福祉センターで機能回復プログラムを受講していらっしゃる原田博さんは障害をもつに至った経緯やその後の人々との関わりを、流山市デフ協会会長の小野寺夏樹さんはコミュニケーション障害と呼ばれる聴覚障害の教育機会の偏りや社会での孤立感について話してくださいました。
 


パネルディスカッションの様子の写真

 第3部のパネルディスカッションでは、コーディネーターに特定非営利活動法人自立サポートネット流山理事長の勝本正實さんを、パネラーに原田博さん、小野寺夏樹さんに加え、流山市身体障害者福祉会会長でオストメイト(人工肛門や人工膀胱を造設した障害者)である梅木國彦さん、流山市地区を含む広域相談専門指導員の井上スエ子さん、株式会社MARSで長年精神障害者の支援に携わってこられた中田健士さんをお迎えしました。


コミュニケーション障害の困難を訴える小野寺さんの写真

 それぞれの立場から(1)助けられて嬉しかったこと(2)助けて(分かって)もらうための工夫(3)これって差別? と思うこと、の3テーマでディスカッションを行い、勝本さんの「何事も理解から始まります。そのためにも来場者の皆さんには、今年中に今日のシンポジウムについて10人の人に話していただき、障害者理解の輪を広げるようお願いしたい」という訴えでシンポジウムが締め括られました。
 この日は85人の来場者があり、「障害者の方から生の声を聞き、気持ちを知ることができて良かった」「流山市に障害者団体連絡協議会という横のつながりがあることを初めて知りました」「誰もが住みやすい流山市になってほしい」など多くの感想をいただきました。
 


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