ぐるっと流山 動物愛護セミナー

ページ番号28294 更新日 平成27年11月27日

災害時のペット同行避難と犬のしつけについて講演

講義中の教室の写真

 平成27年11月21日(土曜)、生涯学習センターで、市の主催による「動物愛護セミナー」が開催され、ペットの飼い主さんやペットに関心のある方などおよそ40人の方が参加されました。
 このセミナーは、近年のペットブームなどを背景に、犬や猫を飼育する家庭が増えてペットも大切な家族の一員と考えられるようになり、災害時もペットと同行避難したいという声が多いことから、ペットとの同行避難の心得や、飼い犬に必要な社会性を身に付けさせるためのしつけの方法を学んでもらおうと開催したものです。
 


(公社)日本愛玩動物協会千葉県支所長の駒田房江さんの写真

 講師の(公社)日本愛玩動物協会千葉県支所長の駒田房江さんからは、東日本大震災のときに同行避難できなかったために多くのペットが死亡したり、取り残されたペットが被災地を徘徊していたりした例などのお話がありました。また、市川市のペット同行避難所での体験記録や、平成27年9月に発生した関東・東北豪雨災害におけるペットの避難救助や支援物資の支給、ペットの収容状況についても話してくださいました。


ドッグトレーナーの川岸恵子さんの写真

 ペットの同行避難については、ペットと「同居」避難することではないこと、同行避難には自助と共助と公助があり、特に自助と共助が重要で、避難所ではペットの管理はすべて飼い主の責任で行わなければならないこと、そのために必要なペットフードや薬、ケージなどの資材はすべて飼い主が日ごろから7日分を目安に備蓄しておくべきだということなどが説明され、セミナーの参加者は熱心に耳を傾けていました。


人と動物のふれあいのパネル展示の写真

 犬のしつけ方については、同協会のドッグトレーナーの川岸恵子さんからお話があり、叱るよりも褒めることで犬は行動するようになり、ご褒美のおやつ(小さなものでも可能)をもらうことで犬は褒められたことを覚えるとのお話がありました。
 しつけは「待て」「お座り」「伏せ」から、トイレトレーニングや無駄吠えの防止にいたるまで、成犬になってからでも覚えさせることは可能とのことでした。
 


動物救護所などのパネル展示の写真

 講演終了後は、ペットのお悩み個別相談が行われ、同協会の専門指導員が7人の飼い主さんから相談を受け、丁寧に対応されていました。
 また、同協会が東日本大震災などの被災地で撮影した動物救護所などのパネル展示を行い、災害時の同行避難の実態を紹介しました。
 参加者からは、「またこのようなセミナーを開催してほしい」「学ぶことが多いため、少しでも多くの飼い主さんにこのセミナーに参加してもらいたい」と感想をいただきました。
 


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