ぐるっと流山 昭和の流山を陶器で再現

ページ番号27928 更新日 平成27年10月26日

小さな行灯や、建物の内部が灯る仕掛けも

ビストロEIZENを模した作品の写真

 平成27年10月24日(土曜)から11月8日(日曜)まで、市内のギャラリーよし(加4)で、昭和30年代の流山本町の街並みを陶器で表現した「流山街道を歩く」展が開催されています。陶器でつくられた流山の歴史ある建物9軒が、昭和30年代のモノクロ写真3枚とともに飾られ、当時の様子が偲ばれる展示となっています。


見世蔵を模した作品の写真

 作者は野田市在住の陶芸家・吉岡忠介さん(62)。吉岡さんは以前に地元・野田市の古い街並みを表現した陶器の作品を手がけており、吉岡さんと十年来の知人だったギャラリーよしのオーナー・小坂義弘さん(73)が「地域活性化のためにも流山本町もお願いできないか」と持ちかけ、今回の企画が実現されることになりました。


精巧に作られている作品の写真

 昨年11月に吉岡さんは、小坂さんの案内で流山本町の街並みを実際に見て回り、国の登録有形文化財4軒と市の有形文化財1軒を含む、今なお店舗として営業する建造物11軒を選定。自身が撮影した写真と、昭和30年代の写真などを参考に製作を開始しました。大きさはいずれも幅約30センチほどで、細部まで丁寧に作り込まれているため製作に時間がかかり、展示に間に合った9軒が出品されました。


建物内が灯った作品の写真

 陶器の建物の前には、それぞれの店舗名の入った小さな行灯が設置されており、それらは流山本町で切り絵行灯を飯田信義さんとともに製作している長谷部年春さんに作っていただきました。スイッチを入れると明かりが灯る仕掛けも施されています。一部の陶器の建物にも内部が灯るようになっており、「暗くなったときに見に来ていただけると、ほんのりと明かりが灯り、また違った雰囲気が楽しめますよ」と小坂さんは説明してくれました。


説明をする小坂さんの写真

 ギャラリーよしでの展示は11月8日まで。その後は、流山市立博物館で12月12日から平成28年1月14日まで、森の図書館で1月中旬から巡回展示されることが決まっています。小坂さんは「流山本町を訪れる方はどんどん増えています。陶器で再現された流山本町も見ていただくことで、街の魅力をもっと知っていただければ」と話しています。問い合わせはギャラリーよし(電話04-7157-8144)へ。


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