ぐるっと流山 赤城神社の大しめ縄行事

ページ番号27849 更新日 平成27年10月15日

長さ約7メートル、重さ約500キログラムの大しめ縄づくり

藁を縄でしっかりと巻き締める作業の写真

 平成27年10月12日(祝日)、流山6丁目の赤城神社で、流山市無形民俗文化財に指定されている大しめ縄行事が行われました。大しめ縄行事は、流山5丁目から8丁目までの4自治会の皆さんと赤城神社(山崎政治筆頭総代)によって、毎年10月10日に近い日曜日に行われています。今年は当初11日(日曜)に予定されていましたが、雨で藁が濡れてしまうため翌日に延期されました。


縄の表面をなめらかに均していく作業の写真

 行事が行われた赤城神社は、お椀を伏せたような小山の上に鎮座しています。標高15メートルのこの小山(赤城山)が上州(群馬県)の赤城山の土が流れてきて出来たとか、赤城神社のお札が流れ着いたなどと言われ、「流山」の地名伝説の舞台として親しまれています。江戸時代に正一位の神格を受け、旧社格は郷社です。今年は雨で日程が変更になったことから参加できませんでしたが、この大しめ縄行事には県立流山南高校の生徒さんたちも毎年ボランティアとして参加してくださっています。


藁を持って手伝う子どもたちの写真

 朝8時に赤城神社に集まった各自治会の皆さんは、3班に分かれ、男性が藁の中に縦に4つに割った竹を入れた大きな縄を作ります。女性は束ねた藁が緩まないよう上から巻きつける細縄やしめ縄などに飾り付ける化粧縄をつくっていきます。神社の境内正面には福島県の絵のぼり師・大野青峯さんの手による高さ13メートル、幅5メートルののぼり旗が澄んだ秋空にはためきます。


完成したしめ縄を飾り付ける作業の写真

 竹を入れた藁を縄でしっかりと巻き締める作業は、縄の完成度を左右する重要な作業。途中でゆるんでしまってほどいたり、何度も巻き直したりと重労働です。途中、井崎市長も巻きつける縄が緩まないよう縄を叩く作業をお手伝いさせていただきました。世代交代しても行事が継承できるようマニュアルづくりも進んでいます。


何人もの手によって鳥居の前にしめ縄が設置されようとする様子の写真

 午後には、3本の縄が完成し、実行委員長が先導し、皆で息を合わせながら3本の縄をよりあげていきます。完成した大しめ縄は、午後3時ころに、参加者総出で鳥居の前に飾り付け。出来上がったしめ縄は長さ約7メートル、重さは約500キログラムもあるといわれ、次の年まで掲げられます。赤城神社では17日(土曜)の宵宮、翌18日(日曜)には御神輿が本殿に向う38段の急な階段を駆け上る大祭へと、秋の収穫に感謝する行事が続きます。


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