ぐるっと流山 日独青少年文化交流コンサート

ページ番号27603 更新日 平成27年9月24日

音楽を通して深まる、国を越えた交流

ムジークシューレの演奏中の写真

 ドイツのシュトラールズント市からムジークシューレオーケストラが来日されたのを記念して、流山を中心に活動を続けているSFS合奏団が、平成27年9月22日(火曜)、流山市文化会館で日独青少年文化交流コンサートを開催しました。中世にハンザ同盟の都市として栄え、世界遺産にも登録されているドイツ最北東の都市シュトラールズント市。コンサートに先立ち17日(木曜)に代表の方々が井崎流山市長を表敬訪問、20日(日曜)には、さやわかちば県民プラザで交流会も開催されました。


日独の奏者が共演している様子の写真

 ドイツでは義務教育に音楽の授業がほとんどなく、音楽を学びたい子や楽器演奏を習いたい子は、放課後に校舎などを使って行われる公的支援のムジークシューレ(青少年音楽学校)へ行きます。ムジークシューレは、ドイツのほとんどの市町村に設けられ、わずかな授業料で生徒は先生と1対1で器楽のレッスンなどが受けられるそうです。このムジークシューレには幼児も通うことができ、空きがあれば大人も入学できます。


SFS合奏団の演奏中の写真

 シュトラールズント市のムジークシューレは生徒数960人。4歳から66歳と幅広い方々が音楽を学び、小中高生は、それぞれの学校での授業を終えてから学んでいます。今回、来日したのは11歳から21歳の学生の皆さん。同校のスピッツ校長は、シュトラールズント市が音楽教育に力を入れている状況を説明され、「井崎市長には、日本に到着した日、交流会、そしてコンサートと3回も歓迎を受け感謝しています」と舞台挨拶されました。


法被を着て演奏するSFS合奏団の写真

 流山市のSFS合奏団は、平成6年(1994)から青少年の弦楽奏者の育成と演奏会を行っています。昨年、シュトラールズント市で同校と交流演奏会を行ったことから、今回、「答礼訪問」による来日公演につながりました。SFS合奏団は、平成20年(2008)に行った中国・長沙市での交流演奏会、平成24年(2012)のイタリア・クレモナに続き、3回目の青少年文化交流コンサートとなりました。また、平成24年(2012)には、北東ドイツフィルハーモニー管弦楽団が来日した際にも日独文化交流アンサンブルコンサートとして、流山で北東ドイツフィルハーモニー管弦楽団の皆さんと合同コンサートを開催しました。


上から撮影したステージの写真

 シュトラールズント市のムジークシューレの「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク第1楽章」で幕を開けたコンサートは、SFS合奏団の「八木節狂想曲」などを経て、両国合同の「チゴイネルワイゼン」や「ハンガリー舞曲」、そしてエンディングの行進曲「威風堂々」が演奏され、会場から惜しみない拍手が贈られていました。リハーサルでは、急に「ハッピーバースディ」が演奏され、その日に誕生日を迎えたフルート奏者が感動して涙ぐむ姿や、演奏後にアドレスを交換して記念写真を撮る子どもたちの姿も見られ、音楽を通して若い方々の国際交流が深められていました。


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