ぐるっと流山 真夏の夜のデキシーランドジャズ~おおたかの森の夜は更けて~

ページ番号26855 更新日 平成27年8月3日

満員御礼の大盛況!200人のホールが満席に

ステージ上に出演者が勢ぞろいした様子の写真

 平成27年8月2日(日曜)、おおたかの森センターで「真夏の夜のデキシーランドジャズ~おおたかの森の夜は更けて」というコンサートが行われ200人定員のホールは満席。流山が生んだ世界的バンジョー奏者の青木研さんを中心に第5回流山ジャズフェスティバルの一環として企画されたものです。会場となったおおたかの森センターとしては初のコンサートで、「こけら落とし」となったこともあり、ボランティアの皆さんが6台のビデオカメラで記録撮影してくださいました。


ステージの近くで演奏を聴く観客の写真

 「おおたかの森の夜は更けて」というコンサートのタイトルは、言うまでもなく名曲「ワシントン広場の夜は更けて」をもじったものです。オリジナルは、ビレッジ・ストンパーズという米国のグループで、1964年の東京オリンピックの頃にヒットした曲です。こうした名曲の数々を青木研さんのバンジョー、花岡詠二さんのクラリネット、二井田ひとみさんのトランペット、楠堂浩己さんのドラムス、松永敦さんのチューバという豪華なメンバーで演奏していきます。


ステージの後ろから出演者の後ろ姿を撮影した写真

 立川市からお越しになった中学1年生の河合優希さんは「学校ではバリトンサックスを吹いています。ステージが近いので楽器演奏の様子がよく見えて勉強になりました。客席にまで降りて演奏してくれて楽しかった」、市内の小学4年生の江岸春奈さんは「部活でトランペットを吹いているので、トランペット奏者の二井田さんがよく見える席にしました。自分では高い音が出せないのですが、プロの人はすごい」と感想を聞かせてくれました。


バンジョーの青木研さんの写真

 青木研さんは、流山市立八木北小1年生の頃、フリーマーケットで見つけた蓄音機から流れてくる二村定一などの唄う「ジャズ小唄」などの戦前音楽に親しみ、特にバンジョーのサウンドに特に強い魅力を感じ、流山市立常盤松中2年のとき初めて憧れのバンジョーを手にして、ほぼ独学でマスター。千葉県立東葛飾高校在学中より都内ライブハウスやホテルパーティーなどで演奏活動をスタートさせた方です。2010年、米サンノゼのバンジョー大会にヘッドライナーとして、2011年、FIGA主催の全米バンジョーコンヴェンションに、2013年はハンガリーで開催されたジャズフェスティバルにソリストとして招待されました。


クラリネットの花岡詠二さんの写真

 花岡詠二さんは、日本大学芸術学部音楽学科を卒業され、わが国を代表するクラリネット・プレーヤーです。クラリネットを大野恒一、大橋幸夫、北爪利世各氏に師事。在学中より自己のコンボを率いて、ベニー・グッドマン・スタイルのスイング・コンボ「花岡詠二スヰング・オールスターズ」をメインに、その他コンボからオーケストラまでさまざまなスタイルのグループを編成し、多彩な芸達者振りを披露しています。よくスイングする明るい演奏で、また古典落語にも造詣が深く、この日もユーモアあふれる巧みな話術で会場を盛り上げました。


トランペットの二井田ひとみさんの写真

 二井田ひとみさんは、武蔵野音楽大学を卒業され、第18回日本クラシック音楽コンクール全国大会金管楽器部門大学の部第2位(1位なし)。第24回新人演奏会出演者オーディション金管楽器部門優秀賞受賞。また在学中より日本フィルハーモニー交響楽団にエキストラとして出演。また国立音楽大学NewTide Jazz Orchestraに所属し、第40回、第41回YAMANO BIG BAND JAZZ CONTESTで最優秀賞を受賞。卒業後、エリック宮城EMバンド、花岡詠二ビッグバンド、東京ディズニーランドなど、さまざまなグループで演奏。現在、テレビ番組、レコーディング、ミュージカル、ジャズコンサート、LIVEなどで幅広く活動中。THE JOYFUL BRASSには、2015年よりリードトランペッターとして加入しています。


ドラムスの楠堂浩己さんの写真

 楠堂浩己さんは、力強いビートを持ったダイナミックなドラマー。今や日本のデキシー界ではNo.1の存在。ジーン・クルーパー スクールの安定したリズムと豪快な大車輪のドラムソロを身上とし、笑顔を絶やさない明るいステージマナーは、デキシーランドジャズの雰囲気を大いに盛り上げます。また、楽しいパフォーマンスを見せるウォッシュボード(洗濯板)の演奏も見逃せません。現在は、所属のデキシーキングスのほか、自らリーダーを務める、楠堂浩己DIXIE BOMBERS、楠堂浩己Finest Jazz Men、楠堂浩己Dixie Angel、花岡詠二 スヰングオールスターズ、中川喜弘とデキシーサミットオールスターズなどで活躍中です。


チューバの松永敦さんの写真

 松永敦さんは「チューバを吹いています。ジャズをやっています」と言うと「デキシーですか?」とよく聞かれますが「実はデキシー初体験です」とご自身のフェイスブックで告白。東京藝術大学音楽学部を卒業され、同大学院音楽研究科修士課程を修了(共にテューバ専攻)第9回日本管打楽器コンクール第三位入賞。ヤマハ金管新人演奏会出演。チューバ奏者として、都内を中心に諸所のオーケストラにエキストラ出演。CMなどのレコーディングにも多数参加。ベーシストとしては、ラテン、ジャズを中心に多くのセッションに参加されています。


客席を練り歩きながら演奏する出演者の皆さんの写真

 エンディングの「聖者の行進」では、出演者が演奏しながら客席を練り歩きます。もともとデキシーランドジャズは、ニューオリンズの人たちのお葬式の後、踊りながら帰ってくる時の音楽だったそうで、手に手に飾り立てた日傘を持ち、着飾って、自慢のステップを踏みながら、「天国に召されてこの世の苦しみは終わったぜ、ブラザー」と踊った歴史もあるそうです。この日も、客席の皆さんの中から透明のビニール傘に飾りをぶらさげて一緒に会場を練り歩く方たちもいらっしゃいました。


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