ぐるっと流山 加村台遺跡K地点の発掘調査が終了

ページ番号26957 更新日 平成27年8月13日

竪穴住居跡や土器、鉄斧などが発掘される

発掘調査風景の写真

 市役所南側に位置する通称「とびっち山・飛地山」(流山市平和台1丁目9番地)で平成27年2月2日(月)から行われてきた、加村台遺跡K地点の発掘調査が平成27年7月31(金)に終了しました。
 加村台遺跡は弥生時代・古墳時代・平安時代の集落遺跡で、今回の発掘調査は県・市教育委員会のもと、大成エンジニアリング株式会社によって実施されました。
 


発掘現場の見学風景の写真

 調査によって古墳時代の竪穴住居跡68軒、平安時代の竪穴住居跡11軒をはじめ、中世の地下式坑や貯蔵用の土坑、溝などが検出されています。遺物では土師器・須恵器のほか、「車」と墨書のある土器や古墳時代の鉄斧などが出土し、古代のムラの姿が浮かび上がってきました。


遺物の見学風景の写真

 また、発掘調査中の7月11日(土曜)には遺跡の見学会も実施されました。酷暑の中450人もの参加者が来跡し、発掘調査の状況や掘り出された竪穴住居跡、出土した土器の見学を行いました。参加者の方々は普段は見ることのできない発掘現場を興味深そうに見学していました。古代流山の歴史に思いを馳せた一日となったようで、「楽しかった」という声が多く聞かれました。


市役所屋上から見た遺跡の写真

 今後は大成エンジニアリング株式会社によって整理作業が実施されますので、さらなる調査成果の公表ができると期待されます。


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