ぐるっと流山 流山と能登のパズルを作ろう!
ページ番号26771 更新日 平成27年7月27日
平成27年7月22日(水曜)生涯学習センターで「流山と能登のパズルを作ろう!」が行われました。この催しは、アートのワークショップを通じて姉妹都市交流を行おうと企画されたもので、当日は公募による流山市の小学生23人と、流山市を訪れていた石川県能登町の5・6年生30人が協力して大きな作品を作り上げました。
まず、後田教育長が「姉妹都市ということは、能登町と流山市が友達以上、つまり姉妹や家族のような関係だということです。今日はことばを超えた作品づくりを通して交流ができると思います。この時間を皆さんで楽しんでください」とあいさつしました。
続いて能登町を代表して小木小学校6年の橋本楓香さんが「能登町のいいところをたくさん伝えて、流山の素晴らしいところをたくさん知りたいと思います」と述べました。
講師は、国内外で壁画の作製を手がけているミヤザキケンスケさん。ケニアやシンガポール、東日本大震災の被災地である東北でも活動しています。「流山のまちが気に入って昨年12月に越してきました。能登町にも1回行ったことがあります。絵にはぱっと見て分かる力があり、ことばが通じなくても絵で会話することができます。これからそれぞれのまちのいいところをピースに描いて、お互いを知り合いましょう」と説明があると、子ども達は色とりどりの絵の具を手に、思い思いの図案を描き始めました。
この作品はアクリル絵の具を使って描いています。使い慣れない画材に加え、「使う色はなるべく3・4色までにする」というルールのため、最初のうちは苦戦している子どもたちも見かけましたが、ミヤザキさんの「白の部分を入れると絵が引き立つよ」「細かい部分はつまようじを使ってみよう」「よく乾かしてから次の色を塗ろう」といったアドバイスで、子どもたちはどんどん腕をあげていきました。
流山市の子どもたちはオオタカやつくばエクスプレス、赤城神社の大しめ縄、利根運河などを描き、能登町の子どもたちはイカや魚などの海の生き物、イチゴやブルーベリー、町のマークやゆるキャラなどを描いていました。下絵から色塗りを終えるまで1時間弱でしたが、塗っては乾かすことを繰り返し、目にも鮮やかなイラストが次々に形になっていきます。
イラストができあがると、左上に「流」「能」と自分のふるさとの文字を書き入れて完成です。大きな木枠に、みんなでピースをはめ込み、まち自慢のパズルができあがりました。
最後は合評会です。流山と能登からそれぞれ2つの作品をミヤザキさんが選び、描いたイラストの説明やまちの自慢を紹介していました。「江戸川の土手で見る流山の花火大会を書きました」「これは能登のキリコ祭りです」と説明があり、子どもたちはお互いのまちの様子を知ることができました。
完成した作品を前に、能登町柳田小学校6年の上野結佳さんが「作品づくりを通して、協力し合うことの大切さを実感しました。この体験は、流山での私の大切な思い出になりました」とお礼のことばを述べました。
アンケートには「絵を描くのが楽しかった」「小さな木に色を塗るのが難しかった」「自分は案外絵がうまいと思った」などのコメントが寄せられました。ミヤザキさんのアドバイスで自信をつけた子どももいたようです。
また、今回作成した作品は、8月22日(土曜)まで生涯学習センターのロビーに展示しています。子どもたちの感性があふれる、カラフルな力作をぜひご鑑賞ください。
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