ぐるっと流山 森の図書館こども創作教室 森の図書館で昆虫採集をしよう!

ページ番号26732 更新日 平成27年7月24日

木のモチーフに貼られた虫のカードの写真

 平成27年7月19日(日曜)、森の図書館の視聴覚室で「森の図書館こども創作教室 森の図書館で昆虫採集をしよう!」が開催されました。夏らしい強い日差しが照りつける中、小学生のお子さん19人、大人12人が参加してくれました。


蜘蛛の巣のモチーフに貼られた虫のカードの写真

 室内で昆虫採集をする、というタイトルに最初驚いたお子さんもいたようです。実際に取るのは本物の虫ではなく、虫の写真をカードのように加工したもので、草原・木・池に見立てたセットに沢山の虫の写真が隠されており、それを集めてもらいます。探検隊のジャケットに身を包んだ司会からルールを真剣に聞いて、昆虫採集がスタートしました。


池のモチーフに隠された虫のカードの写真

 まず、一枚自分が好きな虫の写真を選び、選んだ虫の写真を「こんちゅうかんさつノート」に貼り付けます。会場に用意した虫の図鑑や写真集などからその虫の名前や特徴を調べます。ノートに調べたことを書いて1ページ完成です。これを虫のカードをもってくる場所をローテーションで変えながら繰り返して、自分だけの「こんちゅうかんさつノート」を作っていきました。


説明を聞く子どもたちの写真

 会場のセットはスタッフが手作りで作り上げました。特に人気があったのは大きな蜘蛛の巣!巣の主としてセットしてあった大きな蜘蛛の写真も、誰かが選んでノートに加えてくれたようです。驚いたことに、蜘蛛やヘビトンボなど、あまり人気が無いように思える虫もしっかり調べてくれました。女の子もじっくりと虫の写真を眺めて、調べたい虫を選び抜いている様子が印象的でした。


こんちゅうかんさつノートの写真

 参加してくれたお子さんたちはほとんど小学校の低学年から中学年程度で、まだ「調べ物」をどのようにしたらいいのか慣れていないお子さんたちです。最初は調べたい虫が載っている本を選び出せず、四苦八苦している様子でしたが、何度か調べるうちにコツを掴み、「池のセットに置いてあった虫のカードを調べるときは、田んぼの生き物の本を調べればいいんだな」というように、自分から正解の本を見つけられる子もいました。また、索引の使い方なども解説したので、時間も後半になるとどんどん調べるスピードも精度も上がっていきました。


虫のカードを一生懸命に選ぶ子どもたちの写真

 今回はお子様の勉強のため、保護者の方のお手伝いをご遠慮していただき、スタッフの手助け以外は自分の力でできる限りがんばってくれました。カブトムシの一種の名前を調べていた小さな男の子は、カブトムシの図鑑を開いて写真で載っていた卵を見て「カブトムシって、角があるのに卵は丸いんだ!」と驚いていました。よほど感動したのか、卵の写真が載っている図鑑のページをスタッフに見せ、調べたことを書き込んだノートもスタッフに見せに来てくれました。


図鑑を調べる子どもたちの写真

 虫に詳しい子は、カマキリの写真に「オオカマキリ」と書いていましたが、スタッフが「羽とノドを見てごらん」と言うと「ハラビロカマキリか」と図鑑を見ずに名前を当てる子もいました。そのように虫に詳しい男の子たちは、苦戦している女の子にカマキリの説明をしてあげたりして協力してノートを埋めていきました。


助け合いながら虫を調べる子どもたちの写真

 時間が足りずに終わりたくないという子や、終了後に虫の図鑑を借りたいと言って来てくれた子もいました。虫に詳しい子も、そうでない子も楽しんで名前を調べたり教えたり、とてもいいお顔で締めくくってくれました。今回スタッフがこのイベントのために用意した昆虫の写真は240枚。ノートが全ページ埋まらなかったので、家に帰ってから調べたいと残った写真をもらって帰る子もいました。


参加者の集合写真

 今後も森の図書館ではこのような調べ物をしたりして本や図鑑に親しんでもらうイベントを計画していきたいと思っています。
 9月には「子ども科学教室 最先端プラネタリウムで星座観察」を9月13日(土曜)10時~12時で予定しています。詳しくは「広報ながれやま」や市ホームページでご案内させていただきます。

 


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