ぐるっと流山 猪俣猛さんが小中学生の演奏を指導

ページ番号26248 更新日 平成27年6月23日

ドラムを演奏する生徒の写真

 平成27年6月20日(土曜)、流山北小学校の体育館に日本を代表するジャズドラマーの猪俣猛さんがお越しになって、同小音楽部と南部中吹奏楽部の部員の皆さんを指導してくださいました。これは、6月27日(土曜)14時から文化会館で開催される第5回流山ジャズフェスティバルのオープニングを飾る「猪俣猛ジャズオーケストラコンサート」に両校の児童・生徒の皆さんがゲスト出演することから、その練習に駆け付けてくださったものです。


ドラムを演奏して見せる猪俣さんの写真

 練習の合間に、楽器を置いて、右足でドンドンと床を踏み鳴らし表拍のリズムをとり、手を叩いて裏拍、そして左足でバックビートを鳴らしながら、メロディをハミングで口ずさみ、パート別に分かれて楽器を持たずに合奏を楽しみました。音楽の三要素は、メロディとハーモニーとリズム。猪俣さんは、「メロディは個性、ハーモニーは調和、リズムは生きる喜び、これを大切にして幸せな人生を」と呼び掛けます。


指揮をする猪俣さんの写真

 この日は、小学生37人、中学生56人を前に猪俣さんが、「リズムは頭でとらないで、身体でとってください」と呼び掛け、指揮をとられたり、ドラムを演奏されたり、パーカッションの子ども達には、実際に手をとって指導していました。カウベル担当の上原千尋さん(中学2年)は「いままで譜面を追っていましたが、大きな音を出したらノリがよくなって楽しい」と、また、マラカス担当の信太陽花さん(中学2年)も「リズムを身体でとると自然に笑顔になってきます」と感想を聞かせてくれました。


打楽器を演奏する児童・生徒の写真

 子ども達がゲスト出演する猪俣猛ジャズオーケストラコンサートでは、留学先のバークレーから流山に帰省して参加するトランぺット奏者の曽根麻央さんをはじめ、右近茂さん、野口久和さん、加藤真一さん、仲兼一郎さん、羽毛田耕士さん、寺内茂さん、内田日富さん、松原純夫さん、小林稔さん、渡辺亮さん、澤田一範さん、大森明さん、唐木洋介さん、菊池武さんら自らのバンドを持つ有名なミュージシャンが集結し、楽しいビッグバンドの演奏を聴かせてくれます。両校の部員は、プロのミュージシャンに混じって総勢100人を超す迫力ある演奏がしたいと張り切っています。


合奏中の写真

 猪俣さんは、5年前に流山ジャズフェスティバルが市民ボランティアの手で始まった当初から、生涯学習センターで小学生の「リズムワークショップ」を開催し、2年前からは小中学生と同じステージで一緒に演奏を続けています。今回のように、事前に学校を訪問し、自ら指導をして公演の日を一緒に迎えます。14歳でジャズドラマーになると決意、16歳でデビュー、20歳で上京し、ことし音楽生活65年目を迎える猪俣さんは、「子ども達に音楽と人生の素晴らしさを伝える活動をこれからも続けていきたい」と語っています。


合奏の様子を後ろから撮影した写真

 子ども達も出演する猪俣猛ジャズオーケストラコンサートのチケットは、前売りが2,000円、当日が2,500円、高校生以下は500円で、収益の一部を「かよちゃんを救う会」に寄附、また会場には同会の募金箱を設置させていただきます。心臓に重い病気を抱える流山にお住いのかよちゃん(1歳)は、「拘束型心筋症」という心臓の一部が硬くなり心不全につながる難病で、原因や治療法が見つかっていません。致死率が非常に高く、治療法として渡米しての心臓移植が選択され、早い段階での移植手術が望まれていますが、円安の影響などもあり厳しい状況にあります。皆さんのご支援をお願い申し上げます。


一斉に挙手をする部員の写真

 流山ジャズフェスティバルは、今回の猪俣猛ジャズオーケストラコンサートで始まり、7月26日(日曜)に生涯学習センターで開催される曽根麻央カルテット、同じく7月26日(日曜)に森の図書館で開催される「森のJAZZコンサート」、7月28日(火曜)、8月2日(日曜)におおたかの森センターで開催される青木研デキシーランドジャズ、8月14日(金曜)の初石サンシャインゴルフまつり、8月15日(土曜)に生涯学習センターで開催されるミュージックプラスワンコンサート、9月5日(土曜)には、浅間神社で切り絵行灯と音楽の夕べまで10会場13公演が計画されています。お問い合わせは生涯学習センター(電話04‐7150‐7474)へ。


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