ぐるっと流山 ふれあい体験陶芸教室

ページ番号25823 更新日 平成27年5月27日

中学生90人が陶芸を体験

90人の生徒が参加した体験教室の写真

 平成27年5月23日、ふくろう会館(東初石5)で流山中央ロータリークラブ(古賀智行会長)主催のふれあい体験陶芸教室が開催され、常盤松・北部・南流山・おおたかの森中学校の生徒90人が参加しました。今年で9回目を数えるこの教室の講師は、市内にある紫焔窯(しえんがま)の窯元・田口佳子さんです。


講師の田口さん(写真左)
講師の田口さん(写真左)

 今回使用するのは信楽の赤土で、初心者にも扱いやすい素材です。生徒たちは、約2時間という短い時間で成形を行い、マグカップや茶碗、動物をかたどったオブジェなど、それぞれ個性あふれる作品を作成しました。


楽しそうに作品を作る生徒の写真

 教室に参加した常盤松中学校1年で美術部の小澤健心君は「普段の部活動では絵を描くことが中心なので、いつもと違った陶芸の作品を作るのは楽しいです。今日作ったものは、オブジェにしてもいいし、水差しにしてもいいかなと思っています」と話してくれました。


作った器に色付けを行う生徒たちの写真

 同じくおおたかの森中学校2年で造形部の田中夏葵さんと藤井美穂さんは「陶芸で使うろくろで作業するのが楽しみでした。実際に使ってみましたが、テレビで見るようにはできず、意外に難しかったです。器を作り終えたらオブジェ作りにも挑戦したいです」と話してくれました。2人とも、作った器は家族にプレゼントしたいと絵顔で話してくれました。


度の生徒も夢中になって作業を続けます(写真)

 本日作成した作品は約10日間の乾燥を経て、素焼きと本焼きが行われ、約1か月半から2か月後に生徒たちの手元に届けられます。田口さんは「心の潤いや生きる気力となる芸術に触れ、今後成長した時に心の中でその気持ちが開き豊かな感性となってくれれば」と話してくださいました。


変わった生き物のオブジェを作る生徒の写真

 また、田口さんは「今回参加した生徒は、四角の土を目の前にして、すぐに動き出さず考える生徒が多いように見えました。これは考える力と想像力が豊かな証拠。また考える時間が長い分、作る時間は短くなりますが、作品を仕上げられたのは造形力も高いと言えます」と評価していました。


生徒の個性が光る作品の写真

 流山おおたかの森駅周辺の開発に伴い、ふくろう会館は今年夏ごろに閉館となるため、大規模な人数での教室は今回が最後となりますが、このふれあい陶芸体験教室は続けていくそうです。「これからも本物の芸術に触れる機会、作品作りを体験できる機会を作り続けていきたい」と田口さんは話してくださいました。


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