ぐるっと流山 流山おおたかの森高校演劇部 初の単独自主公演

ページ番号25144 更新日 平成27年4月7日

劇中の写真

 平成27年4月4日(土曜)、流山市生涯学習センターのホールで千葉県立流山おおたかの森高校演劇部の皆さんが、初めての単独自主公演に挑戦しました。オープニングは今春、卒業されたばかりの皆さんによるシナリオ、演出、出演の「3年間のFUKUSYUuuuuu…」。インフルエンザを患って本番の舞台を欠席せざるを得なかった部員や台詞がうまく言えなかった部員たちのリアルな3年間の思い出を綴った身内ネタ満載の舞台が展開されました。


劇中でポーズをとっている写真

 第2部では、生徒の皆さんがシナリオを選んだ「グッバイ・ドロシー」。オズの魔法使いを彷彿とさせながら急に「銀河鉄道の夜」の世界観も垣間見せるストーリーです。自分を変えたい、でも変える勇気がない一人の少女が、有名な「オズの魔法使い」に登場するライオンやブリキ、かかしといった空想の世界の登場人物と、現実の世界の友達に励まされながら悩み、苦しみながらも、前へと進む勇気を獲得していきます。


観客と手を挙げている写真

 自分の夢の世界は、自分の好きなようにできる場所。でも空想の世界にばかりいられない。主人公の少女は、ただ現実逃避をしたくて夢の世界で「ドロシー」を演じていたのですが…。空想の世界への決別。夢ではなく現実で生きる少女は、仲間の大切さを感じ、勇気を持って一歩を踏み出そうとします。それは「ドロシー」との別れ、誰にもある青春のひとこまです。高校生の熱演に客席では涙を拭う姿も見受けられました。


手渡されている写真

 そして第3部は、演劇部の顧問・中村槙一郎先生がシナリオを書き下ろした卒業公演「あんたなんて嫌いだ」。部屋に引きこもってゲームばかりしている若者と、彼らを元気な若者に「改造」しようとする教師の葛藤をコミカルに描き、青春とは…、若者とは…、教育とは何かを問い掛けてきます。終演後には在校生から花束が贈られ涙する卒業生。若い感性があふれる舞台となりました。


一列に並んでいる写真

 今回の自主公演は、顧問の先生の手を離れ、生徒の皆さんの自主性に委ねられて会場の手配やホールスタッフとの打ち合わせから集客までさまざまな初めての体験をされたそうです。同校演劇部は、昨夏に行われた流山の白みりん200周年記念演劇公演などで話題となりましたが、今年は、6月17日・18日に流山市文化会館において千葉県第一地区高校演劇春大会があり、その後の8月11日には流山市生涯学習センターで終戦70周年公演を計画しています。


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