ぐるっと流山 家庭教育講演会「自己防衛しよう ザ・防犯」

ページ番号35576 更新日 平成16年11月29日

私たちのまちの安全は、私たちの手で

該当犯罪を防ぐステッカーなど

 平成16年11月28日(日曜日)、流山市文化会館で公民館と(社)流山青年会議所(吉田登理事長)の共催で「安全」をテーマにした家庭教育講演会が開催され、約300人の市民が防犯について学びました。この講演会は、来年秋のつくばエクスプレス開業に伴い、人口の増加が予想される流山市で、近年、社会的な問題となっている空き巣や引ったくりなどの犯罪や青少年犯罪が低年齢化を他人事とは思わず、私たちのまちの安全は、私たちの手で被害を未然に防ぐよう自己防衛していかなければ…という趣旨で、「自己防衛しよう ザ・防犯~私たちのまちの安全は、私たちの手で~」をテーマに流山警察署などの協力を得て開催されたもの。


防犯パトロール協力結団式の様子

 講演会の前には、「防犯パトロール協力結団式」が行われました。これは、市内の企業や団体と連携を図り、地域が一体となってまちの安全を見守っていこうと、防犯パトロールに協力いただける京和ガス株式会社、流山タクシー有限会社、流山環境保全協同組合、流山トラック事業協同組合、流山市建設協会、流山市管工事協同組合の6業種(66企業)の代表が参加し行われ、代表から流山市長と流山警察署長に宣言文が手渡されました。また、6業種の業務用車両には、同青年会議所で作成した「防犯パトロール中」のステッカーを貼り、市内パトロールに協力いただけることになっています。
 引き続き、流山警察の生活安全課長・平野英之さんの「流山市の現在の犯罪状況」の講演。市内の犯罪発生状況は、空き巣の件数が最も多く、オートバイ盗、自転車盗と続く-など、市内の犯罪件数・傾向などの状況報告や現在行っている防犯対策や成果などを、実例を交えて講演いただきました。また、市内で活動されている自主防犯パトロール隊も話題となり、「防犯には、市民の意識改革が必要。共通認識を持ち、安心・安全な流山を築きましょう」と来場者に自己防衛を呼びかけました。


日本女子大学教授・清永賢二さんによる講演

 基調講演は、日本女子大学教授・清永賢二さんによる講演で「流山は安全か。~コミュニティ流山を診断する~」がテーマ。犯罪行動学を研究されている清永さんが事前に流山市内を歩き、更正した元犯罪者との対談の中で、流山市の防犯環境を判断しました。流山市も決して安全とは言えず、元犯罪者との対談の中では、空き巣犯は、まち全体を見て、空き巣に入りやすいかどうかを判断することや住民の人に見られたり、あいさつされたりするのを犯罪者は嫌うことから、隣近所と「あいさつし合う人間関係」を構築することが大切。安全なまちは「人の心づくり」から-などと講演。これらは、「市民―自治体―警察」が連携し合う時代、市民を自治体と警察で支える仕組みが重要―など、犯罪を未然に防ぐための環境づくりや我が家を犯罪から守るための簡単な自己防衛手段など、防犯知識を伝授していただきました。


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