ぐるっと流山 家庭教育講座で親業訓練

ページ番号35557 更新日 平成16年11月22日

気づいていますか? 子どものサイン

講師の藤井由美子さん

 平成16年11月16日(火曜日)、文化会館で中央地区家庭教育講座が開催されました。3回目となるこの日は、親業訓練協会のインストラクターで市内にお住まいの藤井由美子さんによる「気づいていますか?子どものサイン」と題した講演がありました。


ホワイトボードで親業訓練を説明

 親業訓練、聞き慣れない言葉ですが、アメリカの臨床心理学者、トマス・ゴードン博士が考案した親教育のプログラムです。親子関係を改善し、温かく健全な家庭を築き、子どもの健やかな成長を実現するためのコミュニケーショントレーニングで、カウンセリング、発達心理学、教育学など行動科学の研究成果を基礎にしています。この親業訓練の3つの基本的な方法は1.聞くこと2.話すこと3.対立を解くこと。子どもが心を開いて本当の気持ちを親に話すように接することや、親が子どもに自分の気持ちや考えを率直に伝える方法です。


講演に参加するお母さんたち

 日々、子どもは親になんらかのメッセージを出してきます。元気がない、ため息をつく、泣く、言葉遣いが荒くなる、ドアをバタンと閉めるなどの態度や表情、言葉により子どもはサインを送ってきます。こんなとき、親としてどのように接したらいいか、日頃から子どものサインをキャッチできるよう親のアンテナを磨くことも大切と藤井さんは話していました。講演後は、実際に受講生が2人が1組となって、能動的な聞き方などについてロールプレイで体験。参加した方は「今までイライラしていた気持ちが楽になった。子どもを一人の人格として見直そうと思った」と語っていました。参加者との質疑応答では、「コップの水があふれそうなときは何を言ってもむだ。その奥にあるもの、その子の気持ちを考えてみてほしい」とゆっくりと静かに語る藤井さんの言葉に皆さん納得した表情でうなずいていました。


このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ