ぐるっと流山 覚和歌子さんコンサート

ページ番号35089 更新日 平成17年2月28日

  「いつも何度でも」の作詞家・覚和歌子さんのコンサート「心に届く言葉」 市民の詩も披露した感動のステージ 

覚和歌子さんのステージ挨拶

平成17年2月26日(土曜日)、市文化会館で、詩作朗読家の覚和歌子さんを招いて「心に届く言葉」コンサートが開催され、多くの市民が詩の朗読や歌を堪能しました。普段なにげなく使っている私たちのことば。本当に大事なことがちゃんと相手に届いているのでしょうか。子育てをひとりで悩まず、地域とともに考えていくために、自分の思いを詩に表して心が解放できたらという公民館の試みで、昨秋から行われていた東部地区家庭教育講座の最終回。会場は、日常の喧騒から離れて素敵なひと時を過ごしたいという家族連れら約300人で賑わいました。


覚和歌子さんの朗読

覚和歌子さんは、東葛飾高校から早稲田大学へ進み、卒業と同時に作詞家デビュー。「東葛地域は第2のふるさと。私で役に立つことがあったら」と公民館の要請を快諾してくださって実現したものです。地元でのコンサートは初めてで、話を聞きつけた高校の同級生らが数多く駆け付け、「いつもと違ってあがった」とそうです。スマップや小泉今日子、沢田研二等に作品を提供。92年、身体表現としての詩に目覚め「朗読するための物語詩」という独自分野を開拓、国内外でステージを展開。宮崎駿監督のアニメ映画「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」の作詞で01年レコード大賞金賞を受賞。著作に、第一作品集「ゼロになるからだ」(徳間書店)、「青天白日」(晶文社)、翻訳絵本「ねんどぼうや」(徳間書店)など。04年11月ソニーより自らが歌うCD「青空1号」リリースしたばかりです。


約300人を前にステージパフォーマンス

当日は、「いつも何度でも」を作曲し、歌った木村弓さんのご両親も客席にいらして、アンコールの際にプレゼントを手渡され、「あの曲が、この流山で生まれたと思うとこのステージも感慨ひとしお」と語っていました。
 覚さんは、「詩は声に出して言葉の響きを伝えるのがいい。私は生まれ変わる前は吟遊詩人だったと思っている」と語り、公民館の家庭教育講座で受講生が作った詩も5編ほど朗読。二十歳になった子どもの成長の喜びと母親の一抹の寂しさを描いた受講生の詩「終了証書」では、朗読中に覚さんが感極まって声をつまらせ、客席でも聴衆が目頭をおさえる一幕もありました。コンサートで歌われた「真夏の振り子」の詩の一節「未来で待ってて」は、いま上映中の宮崎駿監督のアニメ映画ハウルの動く城で、「ヒロインが叫ぶセリフとして使わせてください」と監督から連絡がきたエピソードなども披露されました。


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