ぐるっと流山 流山市フィルムコミッション、高校生の脚本映画化に協力

ページ番号35081 更新日 平成17年3月7日

南流山中学校で撮影、生徒たちも出演

南流山中で行われた映画撮影風景

平成17年3月5日(土曜日)・6日(日曜日)、流山市立南流山中学校(森收校長・生徒623人)で映画の撮影が行われ、同校生徒もエキストラ出演するなど、映画製作に積極的に協力しました。
 これは、ロケ地として、映画やテレビドラマ、CMの撮影を流山市に誘致し、市民が文化活動に関わるきっかけを作っていこうと新年度に立ち上げる「流山フィルムコミッション」の一環として行ったものです。日頃、何気なく目にしている風景や街並みが大きなスクリーンやテレビなどで見られたら、郷土への関心も誇りも高まるのではないかと、市役所経済部商工課内に流山フィルムコミッションを設置しようというものです。


授業風景を撮影

 映画は、(財)デジタルコンテンツ協会が主催する「ショートフィルム・スタジアム2004」で優秀作品に選ばれた脚本の映画化。NHKなどが協力しているコンテストで、撮影されたのは「硝子(しょうこ)と鉛の火粉(こ)」。五十嵐ゆりさんという高校3年生の書いた作品。監督は、専門学校生の小牟田透さん。(財)デジタルコンテンツ協会とは、映画界の若い人材の発掘の機会提供などをしている協会で、経済産業省管轄の財団法人。全国の23歳以下を対象に短編映画のシナリオを募集し、約200点の中から選ばれた優秀作品4作品を映画化して、3月24日に公開審査し、グランプリを決めるというものです。審査委員長は、河井信哉(映画プロデューサー、株式会社アミューズ)。グランプリ作品は、ショートフィルムフェスティバルや映画祭に出品され、優秀作品受賞者には、(財)デジタルコンテンツ協会がプロデビューのサポートをされますが、今回の撮影もその一環です。


吹奏楽部の女子と男子バスケット部が出演

 ロケ地となった南流山中学校では、硝子(しょうこ)のクラスメイト役に女子は吹奏楽部、男子はバスケット部の部員ら41人の生徒が選ばれました。撮影に立ち会った渡部耕二教頭は、「1年生は職場に取材、2年生は職場で実際に仕事の手伝い、とそれぞれに職場体験学習の時間を設け、働く意義などを学んでいますが、数分のシーンにこれだけ多くの人々が関わっていると知るだけでも、生徒にはいい勉強になります」と語りました。


外国人のカメラマンが撮影

 実際に出演した生徒に聞いても「職場体験学習」としてのエキストラ出演になったようで、2年生の船津さとみさんは「ひとつのシーンを数台のカメラで撮っているのかと思っていましたが、カメラの位置を変えながら、何回も何回も同じ演技やせりふを繰り返すのに驚き、大変なんだなと思いました。映画の最後に"協力 南流山中学校"とクレジットが出ると聞いたのでうれしい。また、やりたい」と語りました。また、授業やテストのシーンで、主役の硝子役の女優さんと台詞の掛け合いがあった1年生の七五三聡美さん(13)は「通行人やその他大勢でいるだけでいいんだと思っていたら、台詞のある役を割り振られて驚きました。小学校の学芸会にも出たことがないのに」と戸惑いながらも「ロケ弁、おいしいです」と中学生らしいコメント。撮影は、教室、廊下、実験室、屋上、校庭などで土日の2日間行われ、完成作品は、DVDとして中学校に寄贈されるそうです。


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