ぐるっと流山 北部中学校で人権講演会

ページ番号34939 更新日 平成17年5月17日

中学生に人権の大切さを訴える

講話を聞く生徒たちの写真

 6月1日は人権擁護委員の日。これに先立ち、平成17年5月17日(火曜日)、北部中学校(永間勝校長)で、人権講演会が開かれました。松戸人権擁護委員協議会流山部会(米山孝平部会長)が中学生に人権の大切さを知っていただこうと開いたものです。人権擁護委員は,法務大臣が委嘱した民間のボランティアの人たちです。


話をする人権擁護委員の写真

 この制度は、日頃地域に根ざした活動を行っている民間のボランティアの人たちが、地域の中で人権思想を広め、人権侵害が起きないように見守り、人権を擁護していくことが望ましいという考えから設けられたもので、諸外国にも例をみない制度です。現在、全国で、約14,000人の委員が、流山市では6人の委員が配置され、講演会の開催、法務局や市役所の相談室などで住民からの人権相談を受けるなど地道な活動を続けています。


来賓の方の写真

 平成6年度からは、いじめ、体罰、不登校などの子どもをめぐる人権問題に適切に対処するため、人権擁護委員の中から子どもの人権問題を専門的に取り扱う「子どもの人権専門委員」が設けられ、全国で約700人、流山市では稲葉智江さんが専門委員として活発な活動を行っています。人権擁護委員協議会流山部会では、昨年も春に、拉致被害者家族会代表の横田滋さん・早紀江さん夫妻をお招きし、拉致は人権侵害であるという観点から「家族の絆」をテーマに、また、秋には、盲導犬と暮らす視覚障害者の片山澄江さんを講師にお招きし障害者の人権について、それぞれ講演会を開催するなど活発な人権思想の普及活動を展開しています。人権擁護委員の皆さんは、ことし12月、法務局を中心に松戸や野田など近隣市の人権擁護委員と連携し、講演や映画上映などで人権思想の普及を図りたいと計画を進めています。


啓発ビデオの上映の様子の写真

 この日は、松戸地方法務局松戸支局の原口克広総務課長が、自らの中学校時代の体験をもとに人権について話されたのをはじめ、同中学校の卒業生で人権擁護委員の秋月孝夫さんによる、同和差別やHIV感染者の差別などの人権課題について講演が行われました。また、人権啓発ビデオ「しらんぷり」を見て、575人の全校生徒は、いじめを見て見ぬふりをすることが大きな人権侵害であることを改めて学びました。講演会後には、細川惠未生徒会長が、人権擁護委員の皆さんに講演会の感想と謝意を述べました。


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