ぐるっと流山 浅間神社で祭礼

ページ番号34525 更新日 平成17年7月4日

根郷の浅間神社で祭礼 お神輿が町を練り歩く夏の風物詩

迫力満点の大人神輿

 7月2日(土曜日)~3日(日曜日)、流山1丁目の浅間神社で祭礼が行われました。地元では「根郷の浅間様」と呼ばれ親しまれています。根郷町会(秋元浩司会長)は、流山1丁目から4丁目までの自治会で組織されていますが、ことしの大年番の流山2丁目(寺島煕幸会長)が祭礼を取り仕切りました。3日(日曜日)には、正午の花火を合図に地域の人々が交差点や休息所などの"持ち場"に集り、午後1時の花火で、お神輿が出発しました。 


「わっしょい、わっしょい」と子ども神輿もがんばります

 お神輿が来ることを知らせる太鼓を積んだ山車が子どもたちによって引かれ、ドンドン、タンタンという太鼓の音が聞こえると、隣の家から隣の家へとしめ縄で結ばれた家々からお年寄りや幼い子どもたちなどが沿道に出てきます。太鼓の山車の後からは、根郷子ども会(佐藤弥生会長)が担ぐ子どもお神輿が続きます。根郷と染め抜かれた半被に「流山小PTA」の腕章をはめたお母さんたちの叩く拍子木に合わせて、「中若」などと書かれた半被を着て豆絞りの手拭いを首に巻いたかわいい子どもたちが、「わっしょい、わっしょい」とお神輿を担いで町内を練り歩きました。


山車を引くのは小さな子ども達

 大人のお神輿は、ことし発足したばかりの根郷神輿会の皆さんが中心になって担ぎました。萌黄色に「ね」と染め抜かれた揃いの半被の若衆が「せいやっ、せいやっ」と声を掛けながらお神輿を担ぎます。浴衣を粋に着流した旦那衆が取り仕切る中を、下総五鳳会や赤城四葉会、大杜睦会などの皆さんも加わって大きな行列となって練り歩きます。交差点などでは「浅間社」とプリントされたTシャツを着た役員さんたちが交通整理をしていました。


梅雨空を吹き飛ばすように盛り上がった夏祭り

 大正5年に発行された『流山案内』に、浅間神社の祭神は木花開那姫命(このはなさくやひめ)で、「正保元年(1644)5月の創建なりと口碑に伝ふ。平坦なる地に厳しく丘を築きしは明治24、5年頃なり」とあります。浅間神社の境内にある富士塚は、明治時代のもので、昭和62年に市の文化財に指定されています。富士塚は約6メートル。富士山から運んできたという埋め込まれた溶岩の間には木が生い茂っています。「鎮守の森」と言われるように神社は森や樹木を開発から守ってきたような気がします。流山の夏祭りは、6月末の加岸大杉神社から始まり、今回の根郷浅間神社の祭礼、そして7月23日(土曜日)~24日(日曜日)に行われる平和台5丁目の大宮公園の高台にある加台大杉神社の祭礼へと続きます。


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