ぐるっと流山 女が1人で生きていく知恵

ページ番号28750 更新日 平成18年2月14日

“個を生きる”を考える クロワッサン症候群の松原惇子さんを講師に

講座「女が1人で生きていく知恵~個として最後まで生きるには」

 女性が加齢とともに出会う事柄を様々な切り口で考えようと1月から開催している「ナイスエイジングセミナー“これからのワタシを生きる”」は最終日となりました。毎回、中央公民館の会場から見える富士山を眺めることから始まったこの講座も6回目となり、平成18年2月12日(日曜)の午前は「女が1人で生きていく知恵~個として最後まで生きるには」と題し、NPO法人SSSネットワーク代表の松原惇子さんにご講演いただきました。


講師の松原惇子さん

 松原さんは「女が家を買う時」で作家デビューし、流行語にもなったベストセラー「クロワッサン症候群」をはじめ多くのご著書を出されているほか、個を生きる女性たちのネットワーク代表や松原惇子の生き方塾などを主宰していらっしゃいます。


講師の松原惇子さん

 「“個を生きる、1人を生きる”ってどういうこと?」とご自身の体験から行き着いた考えをユーモアたっぷりに混ぜながら講演は始まりました。「人は生まれてくるのも1人、家族はあっても共同体であって1人、死ぬ時も1人。誰でも生まれた時から孤独を背負ってきているし、1人は寂しいと言われているが1人は楽しいものなんです」とさらり。


講師の松原惇子さん

 さらに家族を切り捨てたようなイメージを持たれがちな「個を生きる」ということは、実は自分だけでなく他人をも大切にすることと強調し、受講生に対しての提案として「今から1人で楽しめる事をしていくといいし、それは早めに慣れるようにした方がいい。1人になってから楽しもうとしてもなかなかできない」との呼び掛けにうなずく受講生がいっぱい。


講師の松原惇子さん

 “1人で最期を全とうする時に必要な3つの条件”を受講生同士で話し合う時間もありました。受講生から出された中で最も多かったお金、友人、健康についてコメントされ、「お金」は遺言を書くなどして自分の残した物は自分で決めておくことが個を生きることであり、残った家族の揉め事の元を作らないことが大切であること。「友人」については古い友達に頼るのではなく、今の出会いを楽しむこと。「健康」については、人間は自然に生きるように出来ているから、自分が食べたいと思うものを食べればいいし、気持ちのいいことをすればいい、“神様お任せコース”で生きることなどを薦められました。何事も拘らないで楽に生きよういうと前向きなメッセージに受講生はたくさんの元気をいただいたようです。


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