ぐるっと流山 子ども虐待問題講演会

ページ番号28723 更新日 平成18年2月17日

「子ども虐待問題講演会」に50人が参加 淑徳大学助教授小木曽宏さんが講演

淑徳大学助教授小木曽宏さんの講演

 市子育て支援課と男女共同参画室では、次世代育成支援・男女共同参画社会づくり講座の一環として、「虐待から子どもを守ろう」~未来を担う子どもたちの健やかな成長を願って~と題して「子ども虐待問題講演会」を平成18年2月15日、リサイクルプラザで開催しました。当日、会場には約50人の参加者が集まり、講師には、淑徳大学助教授で児童相談所に6年間の勤務実績を持つ小木曽宏さんを招いて、統計資料による児童虐待の現状や発生原因、「児童虐待防止法」や「児童福祉法」による行政の取組と課題、これからの児童虐待防止活動としての虐待防止ネットワークの役割についてお話しがありました。


子ども虐待問題の講演会に50人が参加

 小木曽さんは「今までの子ども虐待問題とその対応については、『早期発見』と『早期対応』を目的として児童相談所が対応してきたが、虐待の判断や介入が難しいケースでは、対応に結びつかず『虐待死』事件のような問題が起こってしまった。このような状況にあって、児童相談所や児童養護施設は家庭との『分離』が必要な子どもたちで溢れており、家庭復帰の可能性も少なく、いずれは自立年齢に到達して施設を出て行くことになるがこうした子どもたちへのケアが難しい状況にある」


淑徳大学助教授小木曽宏さんの講演

 「これからの子ども虐待の防止は地域ネットワークの創設・拡大が求められており、『里親制度』の普及や『自立援助ホーム』、『グループホーム』等の建設、運営が必要であるが、地域の理解や支援が必要で、そうした地域の人たちの支えによって、『人を信じ、自分を信じ、そして、自らの途を見出し、歩き出す』過程こそが『自立支援』である」とお話しになりました。


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