ぐるっと流山 初石駅にツバメ

ページ番号28389 更新日 平成18年4月28日

季節の使者が飛来 初石駅のツバメが卵を温めています

営巣するツバメ

 東武野田線初石駅で、季節の使者・ツバメが営巣し、利用客の皆さんが足を止めて、愛らしい姿に目を細めています。同駅の売店でツバメの様子を毎日見ていらっしゃる花石律子さんによると「ことしは3月26日に1組が営巣し、4月9日に6羽飛来しました」とのこと。例年より遅いそうです。4月28日には巣で卵を抱いていました。もうすぐかわいいヒナの姿も見られるかもしれません。花石さんは「ヒナが生まれるとカラスが襲うなどして、また心配も増えます」とおっしゃっています。


営巣したツバメ

 東武野田線は、明治44年、県営軽便鉄道として開設されたという古い歴史を持つ鉄道です。初石駅周辺の一帯は、江戸時代に新しく開墾された農村地帯であったために、「十太夫新田」・「初石新田」などと呼ばれていましたが、「新田」をとって「初石」と命名された、開設当時からの名前を持つ歴史ある駅です。駅員さんのお話では、いつごろから営巣するようになったか記録はないそうですが、利用者の皆さんには毎年お馴染みの光景。駅員さんも「糞が利用客の皆さんに落ちては大変」と、巣の下に受け皿となる板を取り付け、「頭上注意。ツバメの糞にご注意ください」と、毎年恒例行事のように注意書きの設置などをしているそうです。


営巣したツバメ

 最近は、ツバメの巣がつくられていた古くからのお店が次々に建て替えられ周辺の巣も減ってきています。しかし、駅周辺のお店を注意深く見て歩くと、あちこちにツバメが営巣しています。駅の近くにあるおそば屋さんの屋根の下にはツバメがつくった泥の巣の他に、お店の方が置かれたのか市販の人工巣も置かれていました。


電線にとまるツバメ

 ツバメは、もっとも親しまれている野鳥のひとつ。しかし、最近では、「ツバメがめっきり少なくなった」とか「巣がカラスによく襲われる」とか、ヒバリなど身近な場所に生息している鳥も減ってきていると指摘されている昨今、ちょっとうれしい話題です。毎年この季節になると、遠く東南アジアから子育てのため日本に渡って来るツバメ。燕尾服といい、軒下に泥で巣を作ることといい、昔からなじみのある野鳥です。東初石にお住まいの乗降客の方は、「お隣にオオタカの名の新駅ができましたが、こちらはツバメの駅ですね」と巣を見上げていました。


このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ