ぐるっと流山 プレーパークはらっぱ

ページ番号28038 更新日 平成18年6月26日

流山プレーパークはらっぱ 親子で草木染めを楽しむ

原っぱで楽しく遊ぶ

 平成18年6月24日(土曜)、上貝塚の市有地の流山プレーパーク「はらっぱ」で30人の家族連れが梅雨の一休みをぬって草木染めやザリガニ釣りなどを楽しみました。市有地に市民が主体で運営するプレーパークが誕生して1年半。流山コミュニティプラザの北側の市有地10,567平方メートルを借り受け、実現したものです。


原っぱで楽しく遊ぶ

 この日のメインプログラムは、草木染め。植物を煮て色素を抽出し、染めていくもので、植物であれば雑草でも野菜でも何でも染まりますが、この日は、丸茂宏子さんの指導で、プレーパークにたくさん咲いているハルジオンのほか、タマネギ、マリーゴールドなどで染めました。植物で染めただけでは色が安定しないため、水に溶かした金属と化学反応させようと、金属の液「媒染剤」を使い色を定着させます。


原っぱで楽しく遊ぶ

 デザインは、白い無地の布を輪ゴムやクリップ、割り箸などを使って絞る絞り染め。植物を煮込んだ沸騰した湯の中からは、輪ゴムなどでギュッと絞った白い無地布がどうなったか想像できませんが、水にひたして、ワクワクしながら布を広げると「あれ、これが私の作品なの?」と思わず驚きの声があがるほどきれいなデザインが完成。「同じのを作ってと注文されても二度と作れない」と笑います。


原っぱで楽しく遊ぶ

 プレーパークは「冒険遊び場」とも呼ばれ、デンマークをはじめ、ヨーロッパを中心に1940年代以降に広がった新しい遊び場。普通の公園のようにきれいに整備されていないところに、主宰者たちが手作りの遊具などを置き、でこぼこで穴だらけで、雑然とした遊び場のこと。この敷地に駐車場をつくるため、青少年相談員などで子どもたちのためのボランティア活動を続けている流山設備工業の西村剛志さんが無償で整地をしてくれたり、三輪野山で工務店を経営している木村憲児さんが、家屋を解体した廃材を使って物置小屋を無償で建ててくれるなど市民ボランティアの協力で続いています。この日も、プレーパークのお父さんたちは、広い敷地の草刈りに汗を流していました。


原っぱで楽しく遊ぶ

 プレーパークでは、子どもたちの好奇心や欲求を大切にし、彼らのやりたいことができる限り実現される場にしようと、地域の父母たちがプレーリーダーと一緒に直接運営にあたるのが一般的。この日も、保護者らから要請があって駆けつけたという流山おやこ劇場の高校生以上で構成するスタッフメンバーが「お兄さん」「お姉さん」として参加し、子どもたちの遊び相手や草木染めのための火の管理などをしていました。この日は、流山おやこ劇場のスタッフだという高校1年生の木村明日美さんも応援に駆けつけ、炎天下の暑い中で、火を絶やさないようにしながら草木染めのためのタマネギを煮込んでいました。


原っぱで楽しく遊ぶ

 子どもたちは、自分の背丈よりもはるかに高い草をかき分け、池でザリガニ釣りに興じ、大人たちは、子どもを見守りながら口を出さずに談笑しています。そこには、昭和30年代にタイムスリップしたような昔ながらの原っぱが広がっていました。次回のプレーパークは、7月29日(土曜)流しそうめん(わらしこおやじの会協賛)を開催予定で、紙飛行機名人も指導に来てくださるそうです。また、8月26日(土曜)は、野々下水辺公園で遊ぼう(移動プレーパーク)、9月10日(日曜)は、あそぶかい(流山おやこ劇場主催)、9月30日(土曜)は、水遊びを楽しもうなども計画中だそうです。


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