ぐるっと流山 国連支援交流協会流山支部設立6周年

ページ番号27748 更新日 平成18年9月4日

国連支援交流協会流山支部 設立6周年で講演とコンサートのつどい

250人が参加

 NPO法人・国連支援交流協会流山支部(時任きよ子支部長)の「設立6周年記念講演会&コンサート」(流山市、環境省関東地方環境事務所など後援)が平成18年9月2日(土曜)、環境問題をテーマに南流山センターで行われ、約250人が参加しました。同支部は2000年に設立され、国際貢献や環境問題などに取り組んでいて、30人の会員が「アフガニスタン復興」や「たばこと健康」など年間テーマを決め、講演会の開催やチャリティフリーマーケットなどで精力的に活動しています。昨年からは、ノーベル平和賞受賞者でケニアの副環境相、ワンガリ・マータイさんが進めている「グリーンベルト運動」支援の募金活動も行っています。


寄付金が手渡されました

 講演に先立ち、これまでに集まった5万円が、同支部の木村裕理事から、同運動を支援している毎日新聞社MOTTAINAI(もったいない)キャンペーン事務局の真田和義事務局長に手渡されました。真田事務局長は「グリーンベルト運動などの打ち合わせで、前夜にケニアから帰ってきました。もったいない運動は、ケニアでも草の根的に広がっています。皆さんの厚意はマータイさんに必ず届けます」とあいさつしました。時任支部長や井崎市長らは、真田事務局長の招きで、マータイさんの来日歓迎レセプションで、「流山グリーンチェーン戦略」を紹介し、5月に流山おおたかの森駅前で開催した流山グリーンフェスティバルでは、マータイさんからメッセージが贈られました。


講演する木元さん

 続いて、評論家で日本原子力委員会委員の木元教子さんが、暮らしの中の環境・エネルギー問題について講演しました。木元さんは、TBSアナウンサーを経て、現在、教育・女性・エネルギー・環境など幅広い範囲で放送や講演、文筆活動を行なう一方、各省庁の各種審議会委員等を務めていらっしゃいます。著書には「ちょっと待って!暮らしとエネルギーを考える」、絵本に「100年後の地球」などがあります。木元さんは、人口が減っても核家族化が進めば世帯数は減らないので、単純に人口減によるエネルギー消費減は期待できないとしたうえで、高齢化の中で夫を「粗大ゴミ」などという失礼な言い方をする風潮もあるが、3Rの時代なのだから、資源ゴミではないが、地域や家庭で活躍していけるよう再利用を考え、食べ物も資源も人間も「もったいない」と思う心が悲惨な事件を防ぐのではないかとユーモアを交え、エネルギー問題や環境問題、高齢者問題などについて言及しました。


記念コンサート

 講演後のコンサートでは、武藤晶子さんのピアノと山口彰さんのベースによるジャズやポピュラーのコンサートが行われました。「枯葉」や「ミスティ」、「ノクターン」などのおしゃれでソウルフルな演奏が聴衆を引き付けました。ロビーでは、ケニアの自然素材ザイザル麻を使った手作りの輪「サンクスバンド」や流山ケナフの会によるケナフから作った便箋などが販売され、マータイさんが進めるグリーンベルト運動に活用されるなど、環境保護のためのバザーやパネル展示などが行なわれました。講演とコンサートのつどいのフィナーレは「イッツ・ア・スモールワールド」の合唱で客席とステージがひとつになって幕を閉じました。


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