ぐるっと流山 食習慣から健康に

ページ番号27714 更新日 平成18年9月11日

 粗食のすすめ~今日からできる10の提案 流山市歯科医師会が公開講演会

講師の先生方

 平成18年9月9日(土曜)、食習慣から健康になろうという講演会が初石公民館で行なわれ約200人の市民が毎日の食卓のあり方などを学びました。流山市歯科医師会(亀田健会長)が主催したもので、市民を対象にした公開講演会としては3回目。講演会では、ベストセラーの「粗食のすすめ」などで有名なフーズ・アンド・ヘルス研究所の幕内秀夫さんとひまわり歯科医院の鈴木公子さんが講演されました。


管理栄養士の幕内先生の講演

 幕内さんは、末期がん患者の食生活を調べてみると乳がんになる患者はほとんどの方が同じ傾向の食生活であることなどを例に、「今日からできる10の提案」として、飲み物は水・麦茶・ほうじ茶(液体でカロリーを摂らない)、ごはんをしっかり食べる、朝食はご飯・味噌汁・漬け物、カタカナ主食(パンなど)は日曜日、子どものおやつは食事(おにぎりなど)、未精製のごはんを食べる、副食は季節の野菜を中心にする、動物性食品は魚介類を中心に、砂糖・油脂類の摂り過ぎに注意を、できる限り安全な食品を選ぶという10項目をユーモアを交えて解りやすく伝授されました。また、「子どもはお腹いっぱいになるまで食べる、お父さんは出されただけ食べる、お母さんは作っただけ食べる。子どもが一番正しい。子どもは胃袋で食べるが、大人は目で食べ、さらに心で食べるからストレスが溜まるとケーキやビールに走る」と会場を笑わせました。


歯科医師の鈴木先生の講演

 鈴木さんは、歯科医師の立場から様々な患者の歯の写真などを見せながら「口の中から見えてくるもの」と題して講演。現役中は虫歯一本なかった方が定年退職されて毎朝食がご飯からパンになったために虫歯だらけになってしまった事例では、食パンには砂糖が多い上、マーガリンなどの油脂が多くなることを解説。また、就職したばかりの若者が毎日、缶コーヒーを何本も飲みながら働いて虫歯になった事例やスポーツドリンクは身体にいいと思い込み毎日飲み続け虫歯になった事例などでは、飲み物は一瞬にして口内全体に糖分などが広がり、食後のように缶コーヒーを飲んだ後に歯磨きする習慣もないことから悪化が早いと注意を呼びかけました。


200人もの参加者が

 講演では、全国31,698校のうち既に1,425校の学校で、「完全米飯給食」を実施しています(平成16年5月1日現在)が、米飯給食は全国平均では、週5日のうち2・9回であることなどがデータとして示され、特に朝食をご飯にすることが重要と強調されていました。2時間30分にも及ぶ講演会でしたが、井崎市長も熱心にメモを取りながら最後まで聴き入っていました。この模様は、9月10日のJCNコアラのデイリーニュースで放送(ケーブルテレビに加入されていない方でもインターネットでご覧いただける方法もあります)されるほか、10月8日にはテレビ朝日で毎週日曜日の夕方6時から放送している人気番組「いまどきごはん」でも紹介される予定です。


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