ぐるっと流山 利根運河の曼珠沙華が満開に

ページ番号27688 更新日 平成18年9月11日

利根運河に深紅の使者 秋を彩る曼珠沙華が見頃

深紅に染まる利根運河の斜面

 利根運河水辺公園の周辺の曼珠沙華が満開で、斜面は深紅に染まっています。昨年8月、利根運河の運河水辺公園周辺で、「秋の彩の創造」と題された曼珠沙華の植栽会でボランティアの皆さんが植えたものです。利根運河が「観光立県千葉モデル推進事業」に指定されたことを受け、利根運河観光地づくり検討委員会(遠藤育夫委員長)や市観光協会会(石井享会長)の皆さんが先進地の視察や研究などを重ねて行ったものです。植栽は、桜並木や松葉寿司などがある東武野田線運河駅寄りの道に沿った傾斜地に球根を植えたものです。急な斜面で足場が悪く、「花と緑のボランティア」の皆さんなどのお話では、穴を開けて球根を植えるのは大変な難作業だったようです。


深紅に染まる利根運河の斜面

 曼珠沙華はいわゆる彼岸花。その名のとおり、8月末くらいから咲き始め9月下旬のお彼岸の時期まで次々と花を咲かせます。一度根付くとあまり手をかけなくても咲き続けると言われています。鮮やかな深紅の花の中に、時折、黄色や紫の花も数本混じっています。根が強いと言われる曼珠沙華は土手や田の畔を保護するのにもよいと言われています。


満開の彼岸花

 曼珠沙華が見頃を迎えている利根運河は、9月1日、社団法人土木学会(濱田政則早稲田大学教授・会長)本部で「選奨土木遺産」に認定されました。井崎市長が、柏・野田両市長に呼び掛け国土交通省の同意を得て同学会に立候補していたものです。利根運河は、柏市舟戸から流山市深井新田を結ぶ全長約8・5キロメートルの運河で、オランダ人技師A.T.L.ローウェン・ホルスト・ムルデル(1841~1901)の設計によってつくられ、明治23年に開通しました。


ムルデル碑

 その利根運河の生みの親であるムルデルの顕彰碑は、昭和60年4月28日、当時のオランダ大使館駐日公使F・ファンハーレン一家や秋元大吉郎元市長らが出席し、流山市民ら約3,000人が中心になって組織したムルデル碑建立実行委員会の浄財700万円によって建立されました。インド産赤みかげ石のムルデル碑を中心に、流山市では、運河水辺公園を整備。利根運河の魅力を広く内外に訴えてきました。流山市の運河水辺公園を中心に眺望の丘や理窓会記念自然公園、運河河口公園、におどり公園、東深井古墳の森など、流域の憩いの場として親しまれている利根運河。初秋の一日、利根運河を散策してみませんか。


このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ