ぐるっと流山　全国放送コンテストで入賞

第23回NHK杯中学校放送コンテスト　全国大会で北部中学校の長橋さんらが入賞

　平成18年8月22日に行われた「NHK杯中学校放送コンテスト」の全国大会で北部中学校（湯淺武晴校長）の生徒ら5人が入賞を果たしました。このコンテストはNHKと全国放送教育研究会連盟の主催で行われ、アナウンス部門、朗読部門などに分かれ、中学生が日ごろの放送活動の成果を競うもの。676校、2393人の地区大会参加者から、55校、60人が全国大会決勝に進んだ中での価値ある入賞です。

　普段は剣道部で汗を流す、長橋麻希さん（3年）は、メールなど顔の見えない現代の人間関係に疑問を投げかけ、「文字よりも声、声よりも表情」という基本的なコミュニケーションの構築を題材に、アナウンス部門で全国2位に該当する優秀賞に輝きました。「名前を呼ばれた瞬間は頭が真っ白になるくらい嬉しかったです。放送関係は、高校や将来的にも続けていきたいと思っています」と喜びを語ってくださいました。

　また、朗読部門で「山月記」（中島敦著）を読み上げ優良賞を受賞した、寺嶋祥君（3年）は、生徒会長のほか陸上やサッカーでも活躍する好青年。「生徒会や部活との両立は大変でしたが、先生をはじめ皆と一緒にやってこられたのがよかったです」と話してくださいました。この他に、チームをつくり企画から取材、機械操作までを生徒らだけで行い、ラジオ番組形式で報道するラジオ番組部門では、男女の社会的性別の相違をテーマに、女性専用車両などについてつくばエクスプレスや、東武鉄道に精力的に取材を行いました。県大会は最優秀で通過するも、全国大会では惜しくも決勝進出はなりませんでした。

　北部中学校では、部活としての放送部は無く放送委員会を中心に有志を募って大会に参加しています。指導を行う佐藤智子教諭は、「生徒は、他の部活や勉強と両立しながら、時間の無い中で結果を残してくれました。今後の人生の中でも今回の経験が必ず役にたってくれると思います」と話してくださいました。
　入賞者の部門と成績は次のとおり
【アナウンス部門】　優秀賞　長橋麻希さん（3年）
　　　　　　　　　　入選　　鈴木彩華さん（3年）
　　　　　　　　　　入選　　山中未奈美さん（3年）
【朗読部門】　　　　優良賞　寺嶋祥君（3年）
　　　　　　　　　　入選　　廣末万葉さん（2年）