ぐるっと流山 和菓子づくり講座

ページ番号27634 更新日 平成18年9月19日

お彼岸を前におはぎに挑戦 和菓子づくり講座

和菓子作りに挑戦

 お彼岸を前に、おはぎなどの和菓子をつくる講座が平成18年9月16日(土曜)、南流山センターで行われ33人の市民が包餡などに挑戦しました。流山にふさわしい土産品の発掘や推奨等を通して地域産業の発展をと活動している流山市ふるさと産品協会(秋元浩司会長)が主催しました。同協議会では、古くから流山の特産品だった『みりん』をはじめとする酒類や和菓子、漬物などを認定して流山市ふるさと産品として、帰省の際などの土産として購入していただこうと活動を続けています。


水沼さんと志賀さんが講師を

 俳人・小林一茶の第2のふるさととして有名な流山をアピールしようと考案された和菓子の「一茶の宿」は、同協議会の共同開発。その中心となった鰭ヶ崎・「美しまや」の水沼英夫さんと江戸川台西・「藤屋」の志賀進一さんの2人を講師に和菓子づくり講座が開催されました。鍋に火を通している間には「萩の季節(秋)のお彼岸に食べるからおはぎで、牡丹の季節(春)のお彼岸に食べるものがぼた餅、和菓子には季節があるが、今の食卓には季節も国籍も家庭もない場合が多い」、「洋菓子を一番消費するのは富山県だが、和菓子は愛知県」など受講者を飽きさせない話題も次々に飛出します。


水沼さんと志賀さんが講師を

 参加者が挑戦したのは、おはぎ、利休饅頭、紅白饅頭の3種類。職人気質の2人の講師は、「もち米500グラムにお湯が500グラム」というように軽量した重さで話しますが、受講者の多くは、料理番組やレシピ本などで「スプーン1杯」などの目分量に近い言い方に慣れているため、最初は戸惑いもあって、何回か聞き直す場面も。「たとえ1グラムでも計ります。味が安定しませんから」とピシャリ。しかし「おいしくない日もあるから家庭の味、ドレッシングまで買って味を一定にされては、企業の味になってしまう」と手づくりのよさを強く訴えていました。


真剣な表情の受講者の皆さん

 もち米を餡で包む際には、ゴルフボールを片手で回しながら、5本の指で同じ方向に回すので中心の模様はいつも見えると匠の技を見せながら「ラップで包んでつくるような風呂敷包みでは餡にムラができてしまう」と指導。三輪野山から参加された白土俊介さん(73)は、「現役時代は何もつくりませんでしたが、退職してから料理を始めました。和菓子は初めての体験」と語ってくださいました。講師は、「和菓子づくりも料理も楽しむのが基本。子どもや孫の誕生日だから、さあ、作るぞと気合を入れすぎては前日から疲れてしまう。おいしいものを作ったり食べたりするのに楽しい顔でなければおかしい」と料理や食事を楽しむことがコツと、和菓子づくりの秘伝を伝授していました。


このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ