ぐるっと流山 赤城神社 大しめ縄行事

ページ番号27588 更新日 平成18年10月10日

大しめ縄行事 近郷最大のしめ縄を4自治会総出でつくる

朝8時に集合して

 平成18年10月8日(日曜)流山6丁目の赤城神社で市無形民俗文化財に指定されている大しめ縄行事が行われました。大しめ縄は、流山5丁目から8丁目までの自治会で構成される宿(しゅく)連合自治会(佐々木勝志会長)と赤城神社(山崎政治総代)によって10月10日に近い日曜日に行われています。


大きな縄作り

 朝8時に集合し、ことしの年番にあたる7丁目自治会が赤城神社社務所などの準備を行い、残った5・6・8自治会がそれぞれ1本ずつ大きな縄をつくり、その縄の先端をイチョウの大木に縛って、長老の指導で男衆が持ち上げ編み上げていきます。この日は、強風で藁くずなども風に舞うあいにくの天候でしたが、昼食抜きで夕方までかかって仕上げました。


できた大縄を男衆が何人もで運びます

 竹を4つに割って芯をつくり、その周りに藁をまいて、その上からびっしり縄を巻き付け1本の大縄が出来上がります。これを3本つくって、よると大しめ縄ができあがります。しめ縄は神社や神聖な場所に懸け渡し、内外を分け、不浄なものを遮るもの。10月10日を宮薙とよび氏子たちが総出で藁を打って縄をないでつくっていましたが、最近では、10日近くの日曜日につくっています。長さ10メートル、太さ1・5メートル、重量300キロの大しめ縄は近郷でも最大級のものです。


3本の縄をよってしめ縄に

 こうした行事を知らずに嫁いできたという若い女性たちが「藁打ちを手でやるなんて行事がいまでも残っていることに驚いています」と言う一方、流山6丁目で生まれ育ったという高橋一子さん(80)は「昔は各家から3把ずつの藁を持ち寄りました。かつては皆が作り方を知っていたので午前中にできあがったんですよ」と語ってくださいました。


吊り下げられる大しめ縄

 来週15日(日曜)には、この大しめ縄の下を朝11時にお神輿が出発する大祭が行われます。夕方6時に大しめ縄をくぐって境内に帰り、急な階段38段を駆け上り、小高い「赤城山」頂上にある赤城神社にお神輿が向かう姿は圧巻。このお神輿を担ぐ赤城四ツ葉会(恩田利夫会長)はことし発足20周年を迎えたことから、9月には流山市社会福祉協議会に車椅子2台を寄付しました。


夕方になってようやく吊り下げられた大しめ縄

 赤城神社は大己貴命を祀り、元和6年(1620年)再建。おわんを伏せたような小高い赤城山は標高15メートル。上州(群馬県)赤城山の土が流れ着いて小高い山になったとか、お札が流れ着いたので神社を祀ったという言い伝えから流山の地名の由来の神社とも言われています。


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