ぐるっと流山 地球環境シンポジウム

ページ番号27575 更新日 平成18年10月16日

 環境省のフォーラムで流山グリーンチェーン戦略を紹介 10月28日(土曜)17時からNHKBS2で放送

環境省が主催のシンポジウム

 平成18年10月14日(土曜)、千代田区の千代田放送会館で「緑のちからと地球環境シンポジウム~新たなCO2の削減にむけて」という環境省などが主催するシンポジウムが行われ、井崎義治流山市長が「流山グリーンチェーン戦略」などを紹介しました。開会に先立って、シンポジウムでは、主催者として環境省地球温暖化対策室国民生活対策室のプロジェクトリーダー吉野議章さんが「チームマイナス6℃への参加などを客席に呼びかけました。


パネラーの三上さん、藤田さん

 オープニングでは、シンガーソングライターの白井貴子さんが永六輔作詞、故・中村八大作曲の「どんどんドングリ」などを披露し、森の再生を素敵な歌声で訴えました。パネラーは、井崎市長や白井さんのほかに環境省・国土交通省ヒートアイランド対策委員で首都大学東京都市環境学部教授の三上岳彦さんをはじめ、「100万人のキャンドルナイト」の呼び掛け人で「大地を守る会」の藤田和芳さん、「NPOどんぐりの会」や「オークビレッジ」の代表・稲本正さんでした。コーディネーターは、元NHK週刊こどもニュースのお父さんとしておなじみのジャーナリスト池上彰さん。


地球環境を考えるシンポジウム

 2時間におよぶシンポジウムで、稲本さんは、「日本の木材を使うことで森を活性化できる」と主張し、藤田さんは、「国産のものを食べるだけでCO2は削減できる。地球の反対側から輸入する食糧を船で運ぶだけで膨大なCO2が排出される」と説きました。最近、森を購入したという白井さんは、「森では生命の不思議や力強さ、自然の怖さなどを体感でき、五感もとぎすまされる」と、もっと森に関心をもとうと呼びかけました。三上さんは、「100年の間に地球全体で0・6度しか気温が上昇していないのに、東京では3度も上昇しているのは深刻」と警鐘を鳴らしました。井崎市長は、「TX沿線開発で失った緑を流山グリーンチェーン戦略で回復し、ヒートアイランド現象を抑制できる“都心から一番近い森の街”を目指したい」と語りました。


パネラーとして参加した井崎市長と同じく稲本さん

 このシンポジウムは、大気中のCO2濃度の上昇はいまや環境にとっても最も大きな問題ととらえ、研究者、企業、行政、生活者それぞれの立場からパネリストを招いて誰もが取り組むことができる環境貢献を考えようと、環境省をはじめNPOどんぐりの会や(財)水と緑の惑星保全機構、(財)地球・人間環境フォーラムが主催し、大地を守る会やNPOエコデザイン市民社会フォーラム、足尾に緑を育てる会などが協力して開催されました。この模様は、10月28日(土曜)午後 5時からNHKBS2の「BSフォーラム」で放送される予定です。


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